アップローダー アップローダーの概要

アップローダー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/21 07:37 UTC 版)

俗称的な略語としてうpロダロダと呼ばれることが多い。

概要

アップローダーにアクセスして公開したいファイルアップロードを行うと、サーバ上にファイルは保管されダウンロード可能な状態になる。ほとんどのアップローダーは削除機能を持つので任意のタイミングでファイルの公開を止めることができる。また、一部のアップローダーはダウンロードに必要なパスワードを設定することで、ファイルの利用者を限定することもできる。

アップローダーの目的や形態は様々であり、目的で分類すると、不特定多数の内容のファイルを対象とする汎用目的のもの、特定の内容のファイルを対象とする専用目的のもの、特定のコミュニティを対象とした内輪目的のもの等がある。通信方式で分類すると、一般的なウェブ上のサービスとして実装されたもの、独自の通信方式ソフトウェアを用いたもの、古くはFTPを利用したもの等がある。

一般に、保管されるファイルには保存件数や保存期限や総サイズに制限がかけられていることが多い。特に大きなファイルを扱えるものほど制限が強い傾向に有る。一方で、上記の制限が少ないものはダウンロードに制限がかけられていることが多い。また、悪用を防ぐため、ファイルの種類を制限することが一般的で、暗号化されたファイルやそれを含む書庫を禁止している所もある。

現状

アップローダーは特に大規模なものは維持するための負担が大きくなる傾向にある。このため、上記の制限をかけることで負担の軽減を図るほか、広告を設置することで維持にかかる費用を捻出している所を見かける。しかし、汎用目的のアップローダーの場合、ほとんどの利用者は後述するコミュニティで知ったアドレスを頼りに直接ファイルにアクセスするため、そのままでは設置した広告を見てもらえない。その対策として、コミュニティに告知するアドレスは広告ページのものにするように呼びかけたり、広告ページを経由しないアクセスを弾くことで対処している所も見かける。

画像ちゃんねるの管理人が逮捕されたことで法的リスクも注目されるようになり、日本の一部の大手アップローダーが閉鎖した。また日本に限らず、アップローダーがテロリストの情報交換に利用されることも指摘されている[要出典]

顕著な使用例

主に、電子掲示板上のコミュニティにおいて画像を公開したり、ファイルの交換を行うために利用されるケースが見られる。

保管されたファイルのアドレスを電子掲示板に投稿することでコミュニティに対して公開でき、利用者は投稿されたアドレスにアクセスすることで公開されたデータをダウンロードすることができる。また、常連以外の利用者がダウンロードすることがないように、あえてアドレスを示さず、アップロードを行ったアップローダーの略称と番号のみを示して利用者に探してもらうことも多い。

様々なコミュニティから利用されるアップローダーには、ダウンロードに必要なパスワードを設定できるものも多い。パスワードを設定して対象のコミュニティにだけ知らせることで、関係無いコミュニティの利用者はパスワードを知らないためダウンロードすることが出来なくなる。

画像掲示板をアップローダーとして代用する場合がある。




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