ほぼ日手帳 ほぼ日手帳 WEEKS

ほぼ日手帳

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/05 07:33 UTC 版)

ほぼ日手帳 WEEKS

「ほぼ日」によるビジネス手帳として発案。デザインは佐藤卓が担当[21]し、「ほぼ日がビジネス手帳をつくるからには、ほぼ日だからできる、ほぼ日にしかつくれないまったく新しいビジネス手帳をつくろう」[22]、「ビジネススポーツと同じなのではないか」[23]という発想を基に開発。「ほぼ日手帳2011 WEEKS」として2010年11月1日に発売された。

ほぼ日手帳に関して利用者について特段ターゲット層を設定していないのに対し、「WEEKS」をビジネス手帳として開発した理由について、糸井重里は、ビジネスシーンにいる人こそ手帳にメモする習慣を持つという認識を持っていた一方、個性的な意匠である「ほぼ日手帳」を職場での利用に困るという意見を聴き、ビジネスシーンでも使える「カッコいいスーツのイメージの手帳が作りたかった」と述べている[24]

特徴
公式サイトでは以下の4点を特徴としている[23]
  • 「先見性」 - 「週間予定+方眼メモ」の一週間見開きレイアウト。
  • 「柔軟性」 - 一冊でスケジューラーとノートの兼用可。
  • 「機動性」 - 360度回転させて折り曲げることができる製本を採用。
  • 「美しさ」 - 「美しい日本語」を意図したデザイン・レイアウト。
カバーは本体と合皮カバーの一体した仕様で、「オリジナル」や「カズン」のようなカバーの付け替えはできない。中身は、「ほぼ日手帳」とは異なる1週間1ページの構成など、一般的なビジネス手帳に似たイメージとなっているが、格子状のマス目・巻末付録などの「ほぼ日手帳」の意匠も盛り込まれた内容となっている。「日曜始まり版」の発売は2012年版では予定されていない。
2011年版
  • カバー色は黒のみ。また、「ほぼ日ストア特典」の対象外である[25]
  • 「4月始まり版」については当初製作が検討されたが、2011年版は発売しない事となった[25]
  • オプション商品に関しては、ほぼ日路線図の「WEEKS」用が付録される一方、「WEEKS」に対応した下敷きなどは発売されていない。
2012年版
  • 2012年版より、3種類の素材と多数色のカバーラインナップになった。素材により、表紙の質感、堅さ、ページを開いた時の感じが異なる。
    • ホワイトライン - 合成皮革素材(PVC)で、柔らかく、曲げられる。ブラック、アイボリーの2色。
    • げんきな色 - 絹目調の生地(ポリエステル)で、堅く、しなる程度に曲がる。イエロー、ピンク、ブルー、オレンジ、グリーンの5色。
    • チェック - コットン100%で、かなり堅く、しならない。レッド、グリーンの2色。2012spring版はタータングリーン、グレンチェックの2色に変更。
  • ほぼ日ストア特典 - 「スマイルミラー」、「インデックス付き下敷き」。これらはオプションとして別売りがされていない。
  • その他 - 時間軸から数字が取り外された。月ごとのインデックスが表示された。一週間にひとつ「週の言葉」が掲載されるようになった[26]
発売店舗
ほぼ日手帳同様のほぼ日ストアやロフトの他、ネット書店のAmazon楽天ブックス東急ハンズや日本国内の大手書店などで店頭発売されている[27]

注釈

  1. ^ 例として、2007年版ではカバー内ポケットの一つにが付けられ「おさいふ手帳」と称されたが、2008年版では廃止された。
  2. ^ 「1日1ページ」の記入部分について、当項では便宜上「日別ダイアリー」と表記した。
  3. ^ 購入する商品によって、特典として付く商品が異なる。
  4. ^ 手帳ユーザーからの手紙を紹介したり、使い方の提案が行われているサイト。
  5. ^ 試行錯誤により、2002年版の3mm→ 2003年版〜2008年版の4mm→ 2009年版の3.45mm→ 2010年版以降の3.7mmと変更された。
  6. ^ 「ほぼ日」では"毎月新作カバーが登場"と称する。
  7. ^ 店頭販売では取り扱っていないものもある。
  8. ^ 縦長の薄い開口部の形状をしている。線ファスナー(いわゆるジッパー)が付いており、開口部を閉じる事が可能。
  9. ^ 「カズン」には週間ダイアリー(週間手帳に相当する内容)が収録されている。

参照

  1. ^ 出典1
  2. ^ a b 出典2 「ほぼ日手帳はこんな手帳です」 - 2011年2月18日閲覧
  3. ^ 出典1 巻末1ページ
  4. ^ 出典1 巻末2ページ
  5. ^ 出典1 巻末3ページ
  6. ^ 「おさいふ手帳」|ほぼ日手帳2007 - 2011年2月26日閲覧
  7. ^ 「手帳カバー・丸わかり」|ほぼ日手帳2008 - 2011年2月26日閲覧
  8. ^ 出典1 106-113,116-117ページ
  9. ^ 出典1 106-113ページ
  10. ^ 出典2 「改良ポイント一覧」 - 2011年2月19日閲覧
  11. ^ a b 出典7 「すべての商品をみる(商品と価格の一覧)」 - 2011年2月26日閲覧
  12. ^ a b c 出典2 - 2011年2月18日閲覧
  13. ^ 出典2 「知っておいてほしいこと」 - 2011年2月26日閲覧
  14. ^ 出典1 巻末1,3ページ
  15. ^ 「ほぼ日手帳 カバー」 - google.co.jp検索結果 - 2011年2月18日閲覧
  16. ^ 出典4 2009年11月10日付記事 - 2011年2月26日閲覧
  17. ^ 出典2 「ほぼ日ストア特典」 - 2011年2月18日閲覧
  18. ^ 出典6 「日曜始まり版」 - 2011年2月26日閲覧
  19. ^ 出典5 11ページ
  20. ^ ほぼ日手帳、これまでのあゆみ”. ほぼ日手帳2023. 2023年2月8日閲覧。
  21. ^ 出典1 99ページ
  22. ^ 出典3 「なぜスポーティーなのか。」 - 2011年2月18日閲覧
  23. ^ a b 出典3 「All about WEEKS」 - 2011年2月18日閲覧
  24. ^ 出典5 5-6ページ
  25. ^ a b 出典3 「あらかじめ知っておいてほしいこと。」 - 2011年2月18日閲覧
  26. ^ ほぼ日刊イトイ新聞 - smile ほぼ日手帳 2012 よこく
  27. ^ 出典3 「お取り扱い店舗一覧」 - 2011年2月18日閲覧
  28. ^ 出典2 「ここで買えます」 - 2011年2月18日閲覧
  29. ^ 出典2 「TOOLS & TOYS」 - 2011年2月18日閲覧
  30. ^ a b c 出典2 「お買い物はこちら(商品と価格の一覧)」 - 2011年2月26日閲覧
  31. ^ ほぼ日の健康手帳|任天堂 - 2011年2月18日閲覧
  32. ^ 出典1. 131ページ
  33. ^ 「ほぼ日ホワイトボードカレンダー2011」|ほぼ日ストア - 2011年2月18日閲覧
  34. ^ 出典6 「商品と価格の一覧」- 2011年2月26日閲覧


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