はっぴいえんど
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メンバー
- 細野晴臣(ほその はるおみ 1947年7月9日 - )- ボーカル、ベース、ギター、キーボード、作曲
- 大瀧詠一(おおたき えいいち 1948年7月28日 - 2013年12月30日)- ボーカル、ギター、作曲
- 松本隆(まつもと たかし 1949年7月16日 - )- ドラムス、パーカッション、作詞
- 東京都港区青山出身。
- 鈴木茂(すずき しげる 1951年12月20日 - )- ギター、ボーカル、作曲
- 東京都世田谷区出身。
年表
1969年
- 3月、“エイプリル・フール”結成。
- 9月27日、エイプリル・フール、アルバム『APRYL FOOL』発売。
- 9月、はっぴいえんどの前身“ヴァレンタイン・ブルー”結成。
- 10月、エイプリル・フール解散。
- 10月28日、ヴァレンタイン・ブルー、デビュー・ライブとなる“ロックはバリケードをめざす”(全電通ホール)に出演。
1970年
- 3月6日、遠藤賢司『niyago』レコーディングに参加。
- 3月、ヴァレンタイン・ブルー、バンド名を“はっぴいえんど”に改名。
- 3月23日、岡林信康『岡林信康アルバム第二集 見るまえに跳べ』レコーディングに参加。
- 4月、アルバム『はっぴいえんど』レコーディング。
- 4月12日、“ロック叛乱祭”に出演(文京公会堂)。
- 8月5日、アルバム『はっぴいえんど』発売。
- 8月8日、“第2回全日本フォークジャンボリー”出演。
- 10月、岡林信康とのコンサート・ツアー開始。
- 12月1日、“岡林信康コンサート”をライヴ録音。
1971年
- 1月16日、高田渡『ごあいさつ』レコーディングに参加。
- 4月1日、シングル「12月の雨の日 / はいからはくち」発売。
- 4月10日、加川良『教訓』レコーディングに参加。
- 4月14日、“加橋かつみコンサート”出演。
- 5月7日、アルバム『風街ろまん』レコーディング開始。
- 8月7日、“第3回全日本フォークジャンボリー”出演。
- 8月21日、“ロックアウト・ロック・コンサート”出演。
- 11月20日、アルバム『風街ろまん』発売。
- 12月10日、シングル「花いちもんめ / 夏なんです」、大瀧ソロ・シングル「恋の汽車ポッポ / それはぼくじゃないよ」同時発売。
1972年
- 5月6日、“第2回春一番コンサート”出演。
- 6月25日、大瀧、ソロ・シングル「空飛ぶくじら / 五月雨」発売。
- 7月1日、“ラスト・はっぴいえんどツアー”開始。
- 10月、渡米してロサンゼルスでアルバム『HAPPY END』をレコーディング。
- 11月25日、大瀧、ソロ・アルバム『大瀧詠一』発売。
- 12月31日、はっぴいえんど、正式解散。
1973年
- 2月25日、アルバム『HAPPY END』、シングル「さよならアメリカ さよならニッポン / 無風状態」同時発売。
- 5月25日、細野ソロ・アルバム『HOSONO HOUSE』発売。
- 9月1日、ベスト・アルバム『CITY ⁄ HAPPY END BEST ALBUM』発売。
- 9月21日、はっぴいえんどラスト・ライブ“CITY-Last Time Around”に出演。
- 9月25日、細野ソロ・シングル「恋は桃色 / 福は内鬼は外」発売。
1974年
- 1月15日、“CITY-Last Time Around”での模様を収録したライブ・アルバム『ライブ!! はっぴいえんど』発売。
- 6月25日、編集盤『SINGLES』発売。
1985年
- 6月15日、“国際青年年記念 ALL TOGETHER NOW”に出演。
- 9月5日、“ALL TOGETHER NOW”での模様を収録したライブ・アルバム『THE HAPPY END』発売。
2015年
- 6月24日、松本隆の作詞家活動45周年記念トリビュート・アルバム『風街であひませう』発売。スペシャル・トラックとして松本と細野晴臣、鈴木茂の演奏で再レコーディングされた未発表曲「驟雨の街」を収録[8]。
- 8月21日・22日、東京国際フォーラムで開催された松本隆作詞活動45周年記念コンサート『風街レジェンド2015』に松本、細野、鈴木が揃って出演[9]。
2021年
- 11月5日・6日、松本隆作詞活動50周年記念オフィシャルプロジェクトの集大成ともいえるコンサート『風街オデッセイ2021』が日本武道館にて開催。細野、松本、鈴木の3人が36年ぶりに“はっぴいえんど”名義でステージに上がり3曲を演奏[10]。
ディスコグラフィー
シングル
# | タイトル | 発売日 | 規格 | 品番 | 収録曲 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
KING | ||||||
1 | 12月の雨の日 / はいからはくち | 1971年4月1日 | 7inch | BS-1366 | 12月の雨の日 | 両曲ともアルバムとは別ヴァージョン |
はいからはくち | ||||||
2 | 花いちもんめ / 夏なんです | 1971年12月10日 | 7inch | BS-1467 | 花いちもんめ | 両曲ともアルバム『風街ろまん』からのリカット |
夏なんです | ||||||
Bellwood ⁄ KING | ||||||
3 | さよならアメリカ さよならニッポン / 無風状態 | 1973年2月25日 | 7inch | OF-10 | さよならアメリカ さよならニッポン | 両曲ともアルバム『HAPPY END』からのリカット |
無風状態 | ||||||
URC ⁄ TOSHIBA-EMI | ||||||
4 | あしたてんきになあれ | 1999年11月26日 | CD |
TOCT-22045 | あしたてんきになあれ | |
風をあつめて | アルバム『風街ろまん』からのリカット | |||||
あやか市の動物園(ライブ・ヴァージョン) | 第2回全日本フォークジャンボリー(1970年8月9日 )より |
オリジナル・アルバム
- URC
- Bellwood ⁄ KING
ベスト・アルバム
- Bellwood ⁄ KING
- CITY ⁄ HAPPY END BEST ALBUM(1973年9月1日)- LP:OFL-15
- コーラスに小坂忠参加の「はいからはくち」の別ヴァージョン、第3回全日本フォークジャンボリーのライブ音源の「かくれんぼ」を収録。
編集盤
ライブ・アルバム
- ライブ!! はっぴいえんど(1974年1月15日 )- Bellwood ⁄ KING LP:OFL-20
- THE HAPPY END(LP:1985年9月5日 CT:1985年11月3日)- CBS/SONY LP:18AH-1933, CT:18KH-11755
- 1985年6月15日国立競技場で行われたイベント“ALL TOGETHER NOW”での再結成ライブを収録。LPは45回転盤。初回特典として7/12はっぴいえんど宣言や6/15再結成ライブの座談会などが収録されている24ページのブックレット「THE HAPPY END パンフレット」を同封。
- はっぴいえんど GREEEATEST LIVE! ON STAGE(1986年7月15日)
- 「ロック叛乱祭」(1970年4月12日)、「第3回全日本フォークジャンボリー」(1971年8月7日)、「加橋かつみコンサート」(1971年4月14日)での演奏を収録。
- はっぴいえんど LIVE ON STAGE(1989年8月25日)
- CDでのみ発売。「第2回全日本フォークジャンボリー」(1970年8月9日)、「ロック・アウト・ロック・コンサート」(1971年8月21日)、「加橋かつみコンサート」(1971年4月14日)、「第3回全日本フォーク・ジャンボリー」(1971年8月7日)での演奏を収録。
ボックス・セット
- はっぴいえんど〜HAPPY END(1993年5月25日)
- レコード各社共同企画の“ソングライター・ルネッサンス”の一環として発売された4枚組ボックス・セット。ライブも含めたオリジナル・アルバム4作とブックレット付き。その内『風街ろまん』『HAPPY END』の2枚は、吉野金次によるオリジナル・マルチトラック・マザー・テープを使用したリミックス盤で、発売当時、物議を醸した。またこのリミックス盤については、その内の数曲が細野のボックス・セット『HOSONO BOX 1969-2000』に収録されたのみで以後、再発売されていない。
- はっぴいえんどBOX(2004年3月31日)
- オリジナル・アルバム『はっぴいえんど』『風街ろまん』『HAPPY END』、ライブアルバム『ライブ!! はっぴいえんど』『THE HAPPY END』と、はっぴいえんどがバックで演奏を務めた楽曲を集めた『バッキング音源集』、未発表ライブ音源を多数収録した『ライブ・ヒストリーVOL.1』『同VOL.2』がセットになったボックス・セット。
- はっぴいえんどマスターピース(2014年12月26日)
- 岡林信康withはっぴいえんど 7インチBOX(2018年7月25日)
- はっぴいえんどが岡林信康と共にURC時代にリリースしたシングル盤を収納した限定7インチBOXセット。ボーナス・レコードとして、岡林との最後のスタジオ録音となった「私たちの望むものは」を加えた6枚組。
注釈
- ^ V.A.『1973.9.21 SHOW BOAT 素晴しき船出』 1974年1月15日 発売 SHOW BOAT ⁄ TRIO LP:3A-1014
- ^ ファースト・アルバム『センチメンタル・シティ・ロマンス』(1975年)では細野がチーフ・オーディエンスとしてクレジットされている。
出典
- ^ a b c Jackson, Leon. Happy End | Biography & History - オールミュージック. 2020年12月12日閲覧。
- ^ 『TJ MOOK 聴け! 伝説の日本ロック1969-79』宝島社、2004年、32頁。ISBN 4-7966-3862-8。
- ^ 劇場版アニメ『銀河鉄道の夜』LD解説書の細野の発言から。
- ^ 北中正和 (2017年3月5日). “はっぴいえんどの名曲「風をあつめて」はスタジオの廊下で生まれた”. WHAT's IN? tokyo. ソニー・ミュージックエンタテインメント. 2020年4月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月12日閲覧。
- ^ “はっぴいえんど”. sound.jp. 2024年7月8日閲覧。
- ^ “haruomi hosono 1972”. www7.plala.or.jp. 2024年7月8日閲覧。
- ^ “はっぴいえんど、松本隆50周年公演で復活 日本語ロックへ開いた道”. 朝日新聞デジタル (2021年11月8日). 2021年11月9日閲覧。
- ^ “松本隆トリビュートに細野晴臣、YUKI、マサムネ、小山田壮平ら参加”. ナタリー. 株式会社ナターシャ (2015年5月4日). 2020年5月5日閲覧。
- ^ “松本隆の作詞曲を豪華ゲスト&風街ばんどが実演!フォーラムで2日公演”. ナタリー. 株式会社ナターシャ (2015年5月14日). 2020年5月5日閲覧。
- ^ “はっぴいえんどと豪華ゲストが歌い紡ぐ、松本隆の50周年記念コンサートを日本武道館で2DAYS開催”. 音楽ナタリー. 株式会社ナターシャ (2021年9月2日). 2021年9月4日閲覧。
- ^ “SKYE(鈴木茂、小原礼、林立夫、松任谷正隆)|デビューアルバム『SKYE』CDが10月27日、アナログ盤が11月10日発売”. TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード. 2023年10月28日閲覧。
- ^ “(書きかけの…:24)純粋な気持ち、昔なじみと曲に 松本隆”. 朝日新聞デジタル. 朝日新聞 (2023年10月28日). 2023年10月28日閲覧。
- ^ “野上眞宏/野上眞宏 写真集 『ゆでめん』” (日本語). TOWER RECORDS ONLINE. タワーレコード株式会社. 2021年8月12日閲覧。
固有名詞の分類
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