たとえ灰になっても 用語

たとえ灰になっても

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/17 23:40 UTC 版)

用語

真戸賀市(まどかし)
作中に登場する架空の都市。ゲェムのプレイヤーは全員この都市に住む何らかの縁のある者同士(家族や親戚、友人などの親密な関係の者に加え、敵対者や過去にどこかで少しだけ会ったことがある程度の希薄な関係の者など)であることが明らかとなっている。
辺獄(リンボ)
クロエルが支配する異世界。クロエル曰く「地獄の入り口」。この世界では「自分の本名を他のプレイヤーに知られてはならない」という絶対のルールが存在し、知られてしまうと、名は体を表すということで、クロエルから与えられた仮初の肉体を失い、死亡時の元の姿に戻されて死亡する[注 7]。自ら本名を暴露して自殺することもできるが、ゲェムオーバーとなって処刑される際は、自殺防止のために本名や自身の正体にかかわる事柄を自分からは言えなくなるという制限がかけられる。また、現世とは時間の流れが異なり、クロエル曰く「辺獄で1年過ごしても現世での時間は進まない」とのこと。
救いの御子(メサイヤ)
クロエルの口からその存在が語られた天使と敵対する存在。ゲェムを止められる唯一の存在であり、プレイヤーの中に紛れ込んでいるらしい。

ゲェム内容・ルール

クロエルが主催する命と金を賭けたデスゲーム。クロエルの「自らが望むモノのために命を懸けることはできるか」の問いかけに対し「できる」と答えた者が強制参加させられる。
プレイヤーはクロエルからチケットを受け取った後、クロエルが仕組んだ事故によって一度死亡し、辺獄にて仮初の肉体(プレイヤーの本来の年齢・性別にかかわらず、全員が10代後半の少女の姿)を与えられた状態で復活する[注 7]。仮初の肉体の身体能力はプレイヤーの生前の身体能力が反映されるが、『すべて灰になっても』の描写から、生前足が不自由だった者が自由に歩けるようになる、盲目だった人間に視力が与えられるといったハンデが与えられることがうかがえる。
各ゲェムにはそれぞれ基本ルールに加え、3種類の特殊ルールが設けられている。また、提案者が有利になり過ぎないという条件で新たに限定ルールを設けることができるが、このルールはあくまでプレイヤー同士の間で交わされた「口約束」に過ぎないため、基本ルールや特殊ルールとは違って必ずしも遵守する必要はなく、破ってもクロエルからお咎めを受けることはない。
勝者は元の姿で蘇生し、ゲェムで稼いだ金額を持って現世へ帰還することができるが、敗者やクロエルの不興を買った者はゲェムオーバーとなり残酷な死が与えられる。
予選→本戦(準々決勝→準決勝→決勝)の流れで進行していき、最終的に現世へ生還できるプレイヤーは2人のみ。
クロエルの口から過去に幾度となく行われてきたことが示唆されているが、詳細は不明。

予選・丁半博打

基本ルール
  • 神はサイコロを振らないということで、各プレイヤーが順に2つのサイコロを振って出た目の合計が奇数か偶数かを当て、的中すれば賭け金が2倍となるが、外れれば没収される。
  • 賭けはプレイヤーの手元にある2枚のメダルで行う。「奇数」か「偶数」のどちらかを投入口へ投入し、サイコロを振り終わった後にどちらに賭けたかを宣言する。
  • 初期資金としてプレイヤー全員に1000万円が貸し出されるが、命を懸けてまでゲェムに参加してくれることに対する感謝なので返す必要はない。資金が無くなったらゲェムオーバーとなる。
  • ゲェムの途中で1回だけ5000万円の資金の追加ができ、初期資金と同様返す必要はないが、代償としてクロエルを楽しませなければならない。利き手の指を全てもがれる恐怖と痛苦をクロエルに捧げなければならない(元の肉体には反映されないが、痛みは本物)。1度資金の追加をすると言ったら取り消すことはできない。
特殊ルール
  • 嘘から出た真』。どちらに賭けたかは他のプレイヤーには分からないため、「嘘の宣言」をすることもでき、その後何事もなければ掛け金は宣言通りの目に賭けたものとして処理される。そのため、基本的には全員出た目を宣言することになるが、逆の目を宣言しても構わず、そちらの方がいい場合もある[注 2]
  • アタック』。『嘘から出た真』に対応するルールで、「嘘の宣言」をしていると思ったプレイヤーに対して真偽を追及する。アタックを仕掛けられたら必ず真実を告白しなければならない。成功した場合は、互いの賭け金の合計分を仕掛けられた側からもらうことができ、さらにその合計分と同額のボーナスをクロエルからもらえる。失敗した場合は、逆に仕掛けた側が仕掛けられた側に互いの賭け金の合計分を支払わなければならず、同額のボーナスも仕掛けられた側がもらう。基本的には相手が嘘をついてるかどうかは分からない(但し3-1状態に入った場合はこの限りではない)のでアタックするのはリスクがあるが、自分が嘘をついているかは自分が一番よく分かっているので正直に答えて相手には嘘をついていると思わせてアタックさせる方が確実である。なお、出た目と逆の目を宣言した者にアタックしてもかまわない。また、誰かの宣言が「嘘だ」という発言をし、「嘘だ」と言われたプレイヤーがこれはアタックだと主張したらその気がなくてもアタックしたことになってしまう。
  • 死なば諸共』。ゲェムの回数は全部で10回で、10回戦終了までに必ずプレイヤーのうちの誰か1人の資金を0にして脱落させなければならない。資金が0になったプレイヤーはゲェムオーバーとなる。もし脱落者が出なかった場合は、プレイヤー全員がゲェムオーバーとなる。すなわち生きて現世に帰るためには誰かを殺さなくてはならない。これは、プレイヤー全員がリスクのあるアタックを避け、それを利用して毎回全員が賭けた目に関係なく出た目を宣言し続け全員がノーリスクで好きなだけ持ち金を増やし続けるのを防ぐためである。
その他
  • 賭け金の下限は1円で上限は無い。
  • 真実の告白に黙秘権はなく、どうしても告白しないようであれば拷問で吐かされる。脚を切断する、腸を引きずり出すなどがあるらしい。
  • 4回戦からは表示板が出現し、どちらの目に何人が賭けたかが表示される。これは、4回戦の掛け目の宣言が終わった後に説明された。
  • 「奇数」と「偶数」の両方のメダルを投入口へ投入した場合、先に投入したほうのメダルがその回の賭けとして処理され、後から投入したほうのメダルは次の回に持ち越しとなる。これは、『すべて灰になっても』で判明した。

準々決勝・鬼ごっこ

基本ルール
  • 13人のプレイヤーを『鬼』3人と『子』10人に分けた後、クロエルが用意した舞台にランダムに配置される。『鬼』となったプレイヤーは『子』を見つけ出してでーん(タッチ)することが、『子』となったプレイヤーはゲェム終了まで『鬼』から逃げ延びることがそれぞれ目的となる。
  • 『鬼』はでーんした『子』を『鬼』にして『子』になれる。ただし、でーんの効果が適用されるのは手の平のみであり、手の平で相手に触れた状態で「でーん!!」と宣言しなければならない。でーんした後、元『鬼』は即座に別の場所へランダムで転送されるため、即座に『鬼』を返されることはない。
  • 制限時間は1時間で、ゲェム終了時点で『鬼』となっていた3人がゲェムオーバーとなる。
特殊ルール
  • 疑心暗鬼』。『鬼』はゲェム開始時のカード引きによって決められ、AからKの13枚のカードのうちJ・Q・Kの3枚のカードを引いたプレイヤーが最初の『鬼』[注 8]となる。だが、その結果を他のプレイヤーに明かす必要はなく、嘘をついても構わないため、自分以外のプレイヤーが『鬼』か『子』かは判別できない状態でのスタートとなる。そのため、『鬼』は自分が『鬼』であることを偽り、『子』は相手が『鬼』であるかを見極めなければならない。なお、クロエルは誰が最初の『鬼』になったかは確認していない。
  • 渡る世間に鬼はなし』。『子』2人が手を繋ぎ合わせることで、無敵状態になれる。ただし、効果が適用されるのは最初に手を繋いだ2人のみで、後から3人目が手を繋いでも効果は適用されない。手を繋いだ相手が実は『鬼』であり手を繋いだ時点ででーんされてしまうこともありうるほか、『鬼』2人が手を繋いで無敵状態を偽装している可能性もある。常称寺曰く、『子』2人の組み合わせができるごとに『鬼』が狙える『子』の数は減っていき、5組完成してしまうとどんなに時間が余ってようが詰みである。
  • 銭ある時は鬼をも使う』。ゲェム開始時にクロエルからプレイヤー全員に腕時計型の情報端末が与えられる。この端末にはゲェムの残り時間や自身の所持金が表示されるほか、以下の4種類の「お助けスキル」が備わっており、所持金を消費して使用できる。
    • サーチ』。プレイヤーの周囲(直径100m圏内)に存在する他のプレイヤーの人数を調べられる。ただし、調べられるのは人数のみ。使用可能回数は無制限で、消費金額は1000万円。
    • ナイトメア』。プレイヤーの視認できる範囲内に存在する他のプレイヤーのうちの誰か1人に、そのプレイヤーの過去のトラウマを見せつける。効果時間は1秒にも満たないが、足止め程度にはなりうるほか相手の正体を探ったり本性を暴き出すのにも有効である。また、相手が無敵状態の『子』でも効く。使用可能回数は無制限と説明されたが、同じ相手に2度は使用できないので実際の使用可能回数は12回。消費金額は2000万円。
    • テレポーテーション』。現在地から一瞬で他の場所へランダムで転移できる。転移できる範囲は現在地から直径200m圏内のみ。基本的には『子』が『鬼』から逃れるために使うスキルだが、他の場所から転移されてきたプレイヤーを見てもそれが元『鬼』がでーんで転送されてきたのかテレポーテーションを使ったプレイヤーが転送されてきたかは区別できないので、『鬼』が使い元『鬼』がでーんで転送された、すなわち転送された時点では『子』だと思い込ませて『子』を騙すのにも有効である。また、「チェンジ」攻撃から逃れるのにも有効である。使用可能回数は無制限で、消費金額は1億円。
    • チェンジ』。プレイヤーの視認できる範囲内に存在するプレイヤーの『鬼』と『子』を無条件で入れ替える。効果範囲は「使用者と使用者の視認できる範囲内に存在するプレイヤーのうちの1人」もしくは「使用者の視認できる範囲内に存在するプレイヤーのうちの2人」。また、使用時に視認できていても攻撃が相手に届く前にテレポーテーションなどで視認できない場所に逃げられてしまうと失敗に終わる。無敵状態の『子』に効くかはゲェム開始前には説明されなかったが、嘘月が質問したことにより、鬼かもしれない相手と手を繋いで無敵になったところでチェンジを警戒しなければならないとなると1人でいるのが一番安全だということになってしまうということで無敵状態の『子』には効かないことが説明された。使用可能回数は1回で、消費金額は10億円。1度でも使用した時点で効果の有無に関わらず10億円消費され、以後使用不可能となる。
その他
  • 『鬼』が『子』にでーんすると、『鬼』の体から出現したオーラがでーんされた『子』に乗り移る。『鬼』が『鬼』、『子』が『子』、『子』が『鬼』にでーんしても何も起こらない。
  • 所持金は予選で獲得した金額が引き継がれるが、各人がいくら持ってるかは公表はされない。しかし、予選で同一グループだった人同士は分かり合ってる他、自ら他のプレイヤーに示しても構わない。なお、勝者はゲェム終了時の所持金が10倍となる。
  • ゲェム開始時にプレイヤー全員の服装が体操服に変えられる。両腕のサポーターには指向性の小型爆弾が仕掛けられており、後述の違反行為を行った際にクロエルの合図によって爆発する[6]
  • 舞台全域には、不可視の状態となった無数のクロエルが監視役として配置されており、上述のようにプレイヤーからゲェムのルールに関する質問があった際にはアナウンスで回答してくれる。
  • ゲェム中に『鬼』が本名を暴露されるなどして死亡した場合アナウンスされ、アナウンス開始時点で無敵状態ではない『子』からランダムで1人選び『鬼』にする。これはゲェムオーバーを3人にすることに拘るためである。アナウンス中は残り時間は減らない。
  • ゲェム中の殴る・蹴る・物をぶつけるなどの他のプレイヤーへの直接的かつ積極的な暴力行為(腕をつかむ程度ならセーフ)は禁止であり、犯した場合、罰として5分間の間両腕を吹き飛ばされ、でーんおよびスキル使用ができなくなるだけでなく、その痛苦に苛まれることとなる。これもゲェム開始前には説明されていなかったが、†姫蘭†が秋原にレンガを投げ当てた際にクロエルによって説明された。

ゲェム用語

予選:丁半賭博(ゲェム用語)

3-1状態
4人の賭けた目が1人だけ違う状態。山田はこの状態になることを「3-1状態が入る」、自分が1の側でこの状態になることを「自分に3-1状態が入る」と称している。3‐1状態が自分に入れば、他の3人が全員自分と違う目に賭けてることが丸分かりになるが、入る確率は低く、山田の計算によると、自分に3-1状態が入る確率は16分の1で、なおかつ自分の賭けた目が当たる確率は32分の1である[注 3]。しかし、2人のプレイヤーが組んでそれぞれが違う目に賭けるよう示し合わせれば、2人に3-1状態が入る確率は2分の1まで上がり、なおかつ他の2人には絶対に3-1状態が入らなくなる。山田によると、2人で組んで3-1状態が入れば必ず勝てるらしい[注 4]
山田はこれを利用してめがね子と組んでユキを殺そうとした。
全てはサイの目の御心のままに
Fグループ8回戦限定のルール。提案者は残金1円にまで追い込まれたユキ(実は山田を調子づかせるための罠)。
サイを2度振り、2回とも6ゾロが出た場合のみ偶数、それ以外は全て奇数とする。この場合、偶数が出る確率は1296分の1である。また、プレイヤーは賭ける際に賭けるメダルの奇偶が全員に見えるよう掲げてから賭けなければならず(提案者であるユキは確率の低い偶数に賭けなければならない。その他のプレイヤーは好きな方に賭けて良いが、確率の高い奇数に賭けることになる)、宣言も必ずサイの出た目を宣言しなければならず、賭けが外れた場合アタックは避けられない。
賭ける際メダルをすり替えて逆の目に賭けてもかまわないが、表示板には反映されるのでただすり替えてもすり替えたことがバレバレである。しかし、誰かと組んで相方が逆のすり替えをすれば人数は変わらないので他のプレイヤーからはどちらのプレイヤーもすり替えをしていないように見える。
ユキはこれを利用して常称寺と組んで山田を嵌め10億ぶん取った。
トリプルアタック
『すべて灰になっても』に登場したAグループ10回戦限定のルール。提案者は憑夜泉。
憑夜泉以外の全員に対してアタックを仕掛ける。成功すれば全員から掛け金を奪い取ることができるが、一人でも「嘘の宣言」をしていないプレイヤーがいれば、アタック失敗となるだけでなく、アタックを仕掛けた全員への支払い義務が生じてしまうため、ほぼ確実にゲェムオーバーとなるという危険性も孕んでいる。
ファラリスの牡牛
遙か昔アクラガスの僭主ファラリスが命じ作らせた、人間を炙り殺すことに主眼を置いた青銅製の牛型の処刑器具。
クロエルが最も気に入っている処刑器具であり、山田の処刑に使用された。めがね子によると、もし山田がめがね子に組む話を持ってきてくれなかったら中に入ってたのはめがね子であり、山田はめがね子の身代わりになってしまったとのこと。生きて出てきたのは山田が初めてであるらしい。
エクスター公の娘
『すべて灰になっても』に登場。遙か昔イギリスの エクスター公が愛用していた対象の身体を引き伸ばす拷問器具。拷問台(ラック)。
眼球に寄生する寄生虫ロア・ロアと共に憑夜泉の処刑に使用された。

準々決勝:鬼ごっこ(ゲェム用語)

真戸賀市立真戸賀高等学校(まどかしりつまどかこうとうがっこう)
鬼ごっごの舞台。ユキなど一部のプレイヤーの母校でもある。
校内の施設までが詳細に再現されているが、かくれんぼになってしまわぬよう校舎などの建物内には入れないようになっている。
無敵状態
『子』2人が手を繋ぎ合わせた状態。この状態では『鬼』からのでーんは無効となり、でーんしても弾かれてしまう。「チェンジ」すら無効化できるが、「ナイトメア」は効いてしまう。
プランB
†姫蘭†の†姫蘭†による†姫蘭†のための『子』選別イベント。 表向きには「『鬼』は外。『子』はみんな手を繋いで無敵になってしまおう」と題して行われているが、その実態は提案者である†姫蘭†が、自分が組んで利用するためにふさわしい『子』を選び出す目的で開催されている。
参加資格があるのは『子』のみだが、『鬼』が『子』のふりをして参加してきた場合でも、『鬼』をあぶり出す方法があり、その方法は以下の通りである。
フェーズ1・カード宣言
鬼ごっこ開始前に『鬼』決めのために引いたカードの数字がいくつだったかを宣言する。このとき、『鬼』が嘘をついてAから10のいずれかを宣言すれば『子』と宣言が被るためどちらかが『鬼』であるということが分かるというもの。『鬼』候補となってしまったプレイヤーはフェーズ2に移る。
フェーズ2・鬼さんこちら!あぶり出し裁判
フェーズ1で宣言が被ってしまったプレイヤーは、鬼ごっこ開始からの経緯を詳しく説明する。誰かに目撃されているはずなので、証言と目撃情報に食い違いがあれば嘘をついている、すなわち『鬼』である可能性が高いということになる。
フェーズ3・†姫蘭†にでーん
フェーズ2で『子』である可能性が高いと判断されたプレイヤーは†姫蘭†にでーんする。もしそのプレイヤーが『鬼』であれば『鬼』が†姫蘭†に移るはずなので、何も起こらなければ『子』であることが証明される。万が一『鬼』だった場合はチェンジを使ってでも全力で『鬼』を返すべく他のプレイヤーにも協力してもらう。つまり†姫蘭†に『鬼』を押し付けようものならプレイヤー全員を敵に回すことになる。
3つの地獄
準々決勝の敗者である3人に与えられた処刑方法。それぞれにおいて異なるルール・条件が設けられており、一応クリアできれば処刑を取り消されて敗者復活できるようになっている。
格闘地獄
†姫蘭†に与えられた処刑方法。
服装をビキニアーマーに変えられて盾と数種類の武具を与えられ、コロシアムのような空間を舞台にシロエルと1対1の決闘を行わされる。敗者復活の条件はシロエルの殺害だが、武器も防具もシロエルの力の前にはほぼ無力に等しい。
解剖地獄
秋原カエデに与えられた処刑方法。
手術室のような空間を舞台に、ベッドに縛り付けられた状態で麻酔なしのまま肉体を解体される。敗者復活の条件はカエデが準々決勝においてその正体に気付いたプレイヤー(ユキ)の本名を暴露すること。
崩壊地獄
沙羅に与えられた処刑方法。
実験室のような空間を舞台に、沙羅を含む全員がシロエルが発生させたチェレンコフ光を浴びせられた状態でクロエルが予言した沙羅の余命(73時間23分)の間その空間内に幽閉される。プレイヤー全員が放射線被曝による苦痛を味わわされることになるが、処刑対象である沙羅以外は肉体を健全な状態に復元されて準決勝に進むことができる。敗者復活の条件は何らかの方法を用いてクロエルが予言した余命からさらに12時間生き永らえること。

注釈

  1. ^ 伯父の不祥事によるいじめを受けていたのは事実ではあったが、四宮兄妹が受けていたものほど凄惨ではなく、味方も多かったため、本人はまったく気にしていなかった。
  2. ^ a b [独自研究?]
  3. ^ a b しかし実際の確率は8分の1および16分の1である。山田は4人の掛け目の組み合わせは16通りで、これに出目を組み合わせると32通りなので16分の1および32分の1と導き出したものと思われるが、それを分母にするのであれば分子は自分が奇数に賭けた場合と偶数に賭けた場合の2通り考えられるので2にしなければならないはずである。
  4. ^ a b しかし実際は勝てるとは限らない。2人に3-1状態が入ったところで他の2人が当たってるパターンの3-1状態も考えられるので3-1状態が入って勝てる確率は1/2で、3-1状態が入る確率も考慮すると全体で勝てる確率は1/4である。
  5. ^ なお、予選のゲェムの席は4席しか用意されておらず、最初からクロエルは5人のプレイヤーのうち誰か1人をルール説明のために殺す予定であった。
  6. ^ 順番待ちが大勢いて最速でも3年かかり、大金を支払って順番を早める必要があり、さらには渡航料、入院費、手術費などが必要なため。
  7. ^ a b これは、集められたプレイヤーたちが全員現世で縁のある人物同士であるため、それを隠すためである。
  8. ^ なお、最初の『鬼』はユキ・ルセット・嘘月の3人。

出典

  1. ^ 『たとえ灰になっても』ご愛読の皆様へ”. ヤングガンガン. SQUARE ENIX (2019年2月27日). 2019年4月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月3日閲覧。
  2. ^ 4巻巻末のおまけページ「たとえオマケであっても」より。
  3. ^ a b 3巻巻末のおまけページ「たとえオマケであっても」より。
  4. ^ a b 2巻巻末のおまけページ「たとえオマケであっても」より。
  5. ^ スクウェア・エニックスの漫画アプリ『マンガUP!』内のおまけ話より
  6. ^ a b c 5巻巻末のおまけページ「たとえオマケであっても」より。





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