ヴィデオドロームとは? わかりやすく解説

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ヴィデオドローム

(videodrome から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/01/17 10:20 UTC 版)

ヴィデオドローム
Videodrome
監督 デヴィッド・クローネンバーグ
脚本 デヴィッド・クローネンバーグ
製作 クロード・エロー
製作総指揮 ビクター・ソルニッキ
ピエール・デイヴィッド
出演者 ジェームズ・ウッズ
音楽 ハワード・ショア
撮影 マーク・アーウィン
編集 ロナルド・サンダース
配給 ユニバーサル・ピクチャーズユーロスペース
公開 1983年2月4日
1985年6月22日
上映時間 89分
製作国 カナダ
言語 英語
製作費 $5,952,000
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ヴィデオドローム』(Videodrome)は、1983年のカナダ映画であり、デイヴィッド・クローネンバーグ監督の代表作品。特殊メイクはリック・ベイカーが手がけた。

1983年2月に全米公開されたが、興収は約200万ドルにとどまり、約600万ドルという製作費の半分も回収できなかった[1]。その後、ビデオ化されてカルト映画として人気に火がついた[1]

ソフト[2]、配信[3]、放送[4]、4Kディレクターズカット版公開時[5]には『ビデオドローム』という表記がされている。

あらすじ

小さなケーブルTV局『CIVIC-TV』の社長を務めるマックス・レンは、放送の目玉となる刺激的な映像を日々探し求めていた。とくにこだわっているのは、セックスや暴力などを扱った過激なものである。そんなある日、彼はどこから放送されているともつかない「ヴィデオドローム」なる海賊番組の存在を知った。内容は筋書きもなく、ただ拷問や殺人の場面が延々繰り返されるスナッフフィルムのようなものだが、マックスはその生々しさと迫力に驚かされてしまったのだ。

社のエンジニアによれば、放送は衛星中継され、海外からのもののように偽装されているが、実は国内のピッツバーグが発信源であるという。「ヴィデオドローム」の存在を知っているのは、まだごく一部の人間だけと思われる。マックスは何とか今のうちにこれを手に入れようと考えるが、しかし「ヴィデオドローム」は、何者が、どこで、どういった趣旨で作っているのかもまるでつかめず、全てが謎に包まれていた。ビデオに夢中になるマックスに、深く関わるのは危険だと忠告する者も現れたが、彼が耳を貸すことはなかった。ビデオの拷問や殺人が本物であると聞かされても、興奮を押しとどめることが出来ないのだ。

そんな中、彼とともにビデオを観たガールフレンドのニッキーは、被虐的な体験に対する興味から一人でピッツバーグに向かい、「ヴィデオドローム」に出演しようと試みる。マックスは映像の生みの親とおぼしきオブリビアン教授に接触を図り、ニッキーを取り戻そうともくろむが、教授に会うこともできず取り合ってもらえない。しかしその後、教授から送られてきたビデオテープには、驚くべき物語が記録されていた。

それは「ヴィデオドローム」を視聴したことによって、現実が変容していくという恐ろしい体験を語ったもので、教授はすでにビデオの世界の中に取り込まれ、現実に戻ることもかなわないというのだ。そのイメージはすでにマックスの前にも現れ、単なる幻覚とするには説明のつかない現象が起き始めていた。さらには銃と身体が融合して有機的な武器と化すといった変異を経験するが、これらはすべてヴィデオドローム視聴の影響であり、彼が辿り着いたブライアン・オブリヴィオン教授の「テレビは人間の現実認識を変える新たな臓器である」という思想が示す通り、ヴィデオドロームとは視聴者の脳に腫瘍を発生させ幻覚と人格操作を引き起こす兵器的メディアで、社会を「浄化」しようとする極右思想家やメディア支配を狙う企業に利用されていた結果、マックス自身も洗脳されて自由意志だと信じ込みながら他者を殺害する道具と化し、最終的にはテレビ画面の女性に「古い肉体を捨て、新しい肉体へ進め」と告げられて自ら頭を撃ち抜くが、その行為は死ではなく、映像と肉体が融合した“ニュー・フレッシュ(新しい肉体)”への進化として描かれて物語は幕を閉じる。

キャスト

評価

レビュー・アグリゲーターRotten Tomatoesでは52件のレビューで支持率は79%、平均点は7.40/10となった[6]Metacriticでは6件のレビューを基に加重平均値が60/100となった[7]

脚注

出典

  1. ^ a b 相馬学 (2023年6月15日). “『ビデオドローム』あなたの“現実”は本当に“現実”? 鬼才クローネンバーグ、40年前の挑発がここに甦る!”. CINEMORE(シネモア). 2023年9月1日閲覧。
  2. ^ ビデオドローム [Blu-ray]”. Amazon.co.jp. 2023年9月1日閲覧。
  3. ^ ビデオドローム(洋画 / 1982) - 動画配信”. U-NEXT. 2023年9月1日閲覧。
  4. ^ ビデオドローム”. スターチャンネル. 2023年9月1日閲覧。
  5. ^ ビデオドローム 4K ディレクターズカット版 : 作品情報”. 映画.com. 2023年9月1日閲覧。
  6. ^ Videodrome”. Rotten Tomatoes. Fandango Media. 2022年7月21日閲覧。
  7. ^ Videodrome Reviews”. Metacritic. CBS Interactive. 2022年7月21日閲覧。

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