ティー‐ピー‐エー【TPA】
テレフタル‐さん【テレフタル酸】
テレフタル酸
テレフタル酸
(terephthalic acid から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/06 04:10 UTC 版)
テレフタル酸(テレフタルさん、terephthalic acid)は、芳香族ジカルボン酸の一種。ベンゼン環のパラ位に2個のカルボキシ基が結合した形を持つ。TPAと略す。また高純度のものを PTA (purified terephthalic acid) と略すことがある。 酸性や中性の水、アルコールやジエチルエーテル等にはほとんど溶けないが、アルカリ性の水や熱濃硫酸、DMFには可溶である。異性体にフタル酸、イソフタル酸があり、これらの異性化あるいは p-キシレンの酸化によって作ることが可能。下式のようにエチレングリコールと縮合重合して生成されるポリエステルはポリエチレンテレフタラート (PET) と呼ばれ、ペットボトルや衣料の原料として工業的に重要である。
- ^ Brown, H.C., et al., in Baude, E.A. and Nachod, F.C.,Determination of Organic Structures by Physical Methods, Academic Press, New York, 1955.
- ^ 経済産業省生産動態統計・生産・出荷・在庫統計 Archived 2011年5月22日, at the Wayback Machine.平成20年年計による
- ^ 野村正勝、鈴鹿輝男『最新工業化学』講談社、2004年、128ページ。
- 1 テレフタル酸とは
- 2 テレフタル酸の概要
- 3 関連項目
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