internet botとは? わかりやすく解説

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インターネットボット

(internet bot から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/03/27 19:06 UTC 版)

インターネットボット (: Internet bot) は、インターネット上で自動化されたタスクを実行するアプリケーションソフトウェアWebボットあるいは単にボット (bot)とも呼ぶ。一般に単純な繰り返しのタスクをこなし、そのようなタスクに関しては人間が手でやるよりも高速である。ボットは主にクローラとして使われることが多く、人間の何倍もの速さでWebページを自動的に集め、その内容(情報)を分析して分類する。Webサーバには robots.txt というファイルがあり、クローラが従うべき規則が書かれている。

その他にも、人間よりも高速な応答が要求される場面でボットが使われたり(ゲームやオークションなどでのボット利用)、まれに人間の活動をエミュレーションするのに使われたりする(会話ボットなど)。

IMおよびIRC

インスタントメッセージング(IM)およびインターネット・リレー・チャット(IRC)においても、ボットは広く利用されている。IRCボットは1988年のIRC誕生とほぼ同時期に登場し、チャンネル管理・アクセスリスト維持・情報提供といった自動化業務を担った。歴史的に最初期のIRCボットとして知られているのは、Bill WisnerのBartenderおよびGreg LindahlのGame Managerである[要出典]

インスタントメッセージングの分野では、チャットボットとして動作するボットが普及した。SmarterChildはActiveBuddy社が開発し、2001年にAOLインスタントメッセンジャー上で公開されたチャットボットであり、天気予報・株価・スポーツスコアの提供および自然言語による会話機能を備えた。最盛期にはAIM・MSNメッセンジャー・Yahoo!メッセンジャーを合わせて延べ3,000万人以上のユーザーが利用したとされる。[1]ActiveBuddy社は2006年にMicrosoftに買収され、SmarterChildは2008年に終了した[要出典]

ボットユーザー

ファイル:Wikichan.png
ボットユーザーと人間ユーザーのチャット画面

チャットアプリケーションにおいて、ボットはしばしば「ボットユーザー」と呼ばれる。[2]この呼称は、ボットがアカウントを持ち、権限を付与された「ユーザー」として動作することを意味する。Slackなどのプラットフォームでは、ボットユーザーはワークスペースメンバーと同様の情報へのアクセス権を持ち、メッセージの送受信やチャンネルへの参加といった操作を人間ユーザーと同じ形式で行う。[3]チャット画面上ではボットユーザーと人間ユーザーは同じ外観で表示されるため、一見しただけでは区別がつかない場合がある。

商用目的のボット

自動化された商取引にボットを使うにあたっては様々な議論があった。オークションサイト eBay で、とある企業が安売り情報を収集するのにボットを使い、これが法廷に持ち込まれることとなった。しかし、この件は逆効果となり、かえって同サイトにボットが横行する結果となった。イギリスのギャンブルサイト Betfair はボットが増えていることから、ボット向けに WebサービスのAPIを公開し、積極的にボットとのやり取りを管理しようとしている。

不正目的のボット

不正な目的でのボット使用として、ネットワーク接続されたコンピュータへのDoS攻撃などの自動化された攻撃を行うものがある(ボットネット参照)。フィッシングに利用される場合もあるし、最近ではオンラインゲームでも不正目的で使われている。スパムを大量に流すボットを、特にスパムボットと呼ぶ。

不正目的のボットやボットネットには以下のような種類がある。

  1. スパムボット - ホームページなどを巡回し、電子メールのアドレスを収集する。主にスパムメールに使用する為のもの。あるいは、電子掲示板ウェブログなどを巡回して、広告スパムを自動投稿するためのもの。
  2. ダウンローダ - Webサイト全体をダウンロードしようとして回線容量を使い切る場合には不正目的となりうる。
  3. Webサイトスクレイパー - フィッシングで使われるボットで、Webサイトの内容を盗用して偽物のサイトを作成する。
  4. BOT - MMORPGなどのオンラインゲームで、苦労しないと手に入らないアイテムなどを得るため、あるいはリアルマネートレーディングに使用する為のゲーム内の通貨の大量確保のためにBOTを使用する者が見られ、オンラインゲームのゲームバランスを破壊する要因として問題視される存在となっている。
  5. 著作権侵害を捜索するボット - 著作権侵害を見つけた場合、その個人や企業を訴えるとして、金銭を恐喝あるいは詐取せしめることを目的にしている。
  6. DDoS攻撃用ボット - 標的にしたホームページやウェブサーバに継続的に過剰な負荷を与えてダウンさせることを目的にしている。
  7. ペニーオークションの落札を阻止するボット - ペニーオークションで容赦なく入札され、容易に落札させないことを目的にしている。
  8. コンピュータウイルスワーム
  9. ボットネットなど
  10. ダフ屋 (転売屋)が転売目的のチケットを買い占めるためのボット

世界の通信量の半分はボットと言われている[4]

脚注

  1. ^ SmarterChild: A Chatbot Buddy from 2001” (英語). Computer History Museum. 2025年3月27日閲覧。
  2. ^ Enabling interactions with bots” (英語). Slack API. 2025年3月27日閲覧。
  3. ^ Understand app permissions” (英語). Slack. 2025年3月27日閲覧。
  4. ^ 世界のネット通信量の半分はボット、攻撃による被害は年間10兆円”. ForbesJapan. 2024年6月5日閲覧。

関連項目

外部リンク


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