i期卵巣上皮がん
【原文】stage I ovarian epithelial cancer
卵巣の外側を覆っている組織から発生するがんで、片側または両側の卵巣に認められるもののそれ以外には拡がっていないもの。i期は、さらにia期、ib期、ic期に分けられる。ia期では、片側の卵巣のみにがんが認められる。ib期では、両側の卵巣にがんが認められる。ic期では、片側または両側の卵巣にがんが認められ、さらに以下の条件うちのいずれかが満たされている:(1)片側または両側の卵巣の外表面上にがんが認められる;(2)腫瘍の被膜(外層)が破裂している;(3)腹腔(腹部臓器の大半を収納している体内の空洞)に溜まった体液の中もしくは腹膜(腹腔を覆っている組織)洗浄の際の洗浄液の中にがん細胞が認められる。
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