ジスマンの法則とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 方式・規則 > 理論・法則 > 理論・法則 > 法則 > ジスマンの法則の意味・解説 

ジスマンの法則

(Zisman's Plot から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/24 02:45 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

ジスマンの法則(ジスマンのほうそく、Zisman's Plot)とは濡れに関する法則であり、固体表面上の表面エネルギーが小さいとき、液体接触角θがある値より小さければ、その液体は固体上に拡がるというものである。この法則はウイリアム・ジスマンにより唱えられた。

cos θは液体の表面張力γL1次関数で表されることから、液体の表面張力がcos θ = 1となるγC臨界表面張力という)より小さいとき、接触角θ = 0°となりその液体は固体上に拡がることになる。

たとえば固体をテフロン、液体をアルカンとした場合の臨界表面張力はγC = 19.3×103 J/m2であり、C7H16γL = 20.3×103 J/m2)はテフロン上に広がらず、C6H14γL = 18.4×103 J/m2)は広がることが分かる。

参考文献

  • 井本稔 『表面張力の理解のために』 高分子刊行会、1992年、125頁。ISBN 4-7702-0056-0 




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ジスマンの法則」の関連用語

ジスマンの法則のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ジスマンの法則のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのジスマンの法則 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS