ウイリアム・ジョップリング
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ウイリアム・ジョップリング(William Jopling、1911年3月2日 - 1997年8月21日)はハンセン病学者で、病理学者Ridleyと共にハンセン病のRidley-Jopling の分類を完成した人である。アフリカでハンセン病に興味を覚え、戦後イギリスに作られた専門病院の院長を務めた。ハンセン病に関する教科書であるHandbook of leprosyを編集し5版を数えた[1]。その他、Leprosy stigmaなどハンセン病に関しての著作も多い。
- ^ 中国語、スペイン語などに翻訳されたが、日本語はない。
- ^ 戦後各地からのハンセン病患者の流入があり、昔の城を改造した政府立のハンセン病専門病院である。患者が少なくなり1967年に閉院した。recollections and reflections William Jopling The Star 51,4, p5, March/April 1992
- ^ その際、この病院に訪れた東京からの客により村田茂助がErythema nodosum leprosum (らい結節性紅斑)を命名したのがわかったということを自叙伝に述べた
- ^ Leprosy stigma Jopling W. Lepr Rev 1991, 62,1-12
- ^ 多剤療法でらいを根絶するとleprosy stigmaも消失すると予測される
- ^ ただし、日本の例はない。理由として日本における例の英文文献が手に入らなかった点がある
- ^ 多くの本では1966年の論文が引用されているが、ジョップリング自身は1962年に発表した論文を掲げている
- ^ 一方、WHOでは実地での便利性を考慮し 多菌型(Multibacillary) と小菌型(Paucibacillary)という分類が提唱されている
- ^ ハンセン病の外来診療 石橋康正ら編集 メジカルセンス 1997
- ^ モロカイ島の殉教者ダミアン神父 -新たに発見された写真と発病に関するジョップリング博士の見解 菊池一郎 日本医事新報 3669,65-67,1994
- ^ ダミアン神父#ダミアン神父の医学的側面
- 1 ウイリアム・ジョップリングとは
- 2 ウイリアム・ジョップリングの概要
- 3 関連項目
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