ヴレーミャ・イ・スチクローとは? わかりやすく解説

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ヴレーミャ・イ・スチクロー

(Time and Glass から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/01 00:33 UTC 版)

ヴレーミャ・イ・スチクロー
2016年
基本情報
原語名 Время и Стекло
出身地  ウクライナ
ジャンル
活動期間 2010年 - 2020年
レーベル Mozgi Entertainment
旧メンバー

ヴレーミャ・イ・スチクローロシア語: Время и Стекло直訳: 時間とガラス、「時間切れ」を意味する"время истекло"のもじり)は、オレクセイ・ポタペンコ英語版によって2010年に結成されたウクライナのポップデュオである。メンバーは、オレクシィ・ザブゴロドゥニイとナディア・ドロフィエワ英語版[1]エレクトロニカポップ・ミュージックを融合していることで知られ、東ヨーロッパ周辺で名声を誇っていた。

ヴィーツェプスク・スラヴャンスキー・バザールなど、ロシアとウクライナで数多くの音楽祭に出演したほか、メンバー共にストールンプリンセス:キーウの王女とルスラン英語版の主役の声を演じ、主題歌を歌唱した[2]

2020年に解散。直前に『Forever/Never』 (ウクライナ語: «Назавжди/Ніколи») のミュージック・ビデオを出し、最後のツアーを開催した。ツアーは2020年10月30日に終了した[3]

略歴

2010年、イリーナ・ゴロボジとオレクセイ・ポタペンコが共同でMozgi Entertainmentウクライナ語版を設立し、ポタペンコと共演したことのあるオレクシィ・ザブゴロドゥニイウクライナ語版をメンバーに招いた[4]。女性ボーカルは、オンラインとキーウでのキャスティングを経て、ナディア・ドロフィエア英語版に決定した[5] 。2010年11月17日、初シングルの『Так випала Карта』が発売され、10日後にYouTubeチャート「世界のミュージシャン」で5位を獲得した[6]

その後もロシア語のシングルを多数リリース。一部は英語に翻訳された(例: 2013年の「Harmonica」)。2013年以降はMOZGI TOURなどのウクライナのツアーで公演し、ウクライナの音楽番組「M1英語版」の司会を務めた[7]。2015年公開の«Имя 505» ("名前 505") は、同年ウクライナのYouTubeで一番視聴された動画となった[8]

2017年と2019年に、ウクライナのテレビ番組『Голос. Діти』に出演。2018年、ウクライナのコメディ映画『私。あなた。彼。彼女。英語版[訳語疑問点][注釈 1]の主題歌«Финальные Титры»をリリース[9]。メンバーのドロフィエアが映画の主役の一人を演じた。同年、メンバー共にストールンプリンセス:キーウの王女とルスラン英語版の主役の声を演じ、主題歌の«До зірок»(「星へ」)を歌唱した[9]

2020年3月10日、シングルの «Назавжди/Ніколи»(「永遠に/決してない」)のミュージックビデオが公開され、タイトルがグループ名の元となった«Время истекло»(「時間切れ」)だったことから解散の可能性が噂された。翌日にはメンバーたちによって解散が正式に発表されたが、不仲によるものではないとされた。最後のツアーは新型コロナウイルスの流行によって2020年10月に延期された。ツアー前の7月10日にはデュオとして最後となる歌の"Last Dance"をリリース。ツアーの方は同年の10月30日、無事に終了した[10]

ディスコグラフィ

シングル

  • 2010年 — 『Так выпала Карта』 (So the card fell out)
  • 2011年 — 『Любви Точка Нет』 (Love.net)
  • 2011年 — 『Серебряное море』 (Silver sea)
  • 2011年 — 『Кафель』 (Tile)
  • 2012年 — 『Гармошка』 (Harmonica)
  • 2012年 — 『Слеза』 (Tear)
  • 2013年 — 『#кАроче』 (#Shorter)
  • 2013年 — 『Потанцуй со мной』 (Dance with Me)
  • 2014年 — 『Забери』 (Take it)
  • 2015年 — 『Имя 505』 (Name 505)
  • 2015年 — 『Песня 404』 (song 404)
  • 2015年 — 『Опасно 220』 (Dangerous 220)
  • 2015年 — 『Ритм 122』 (Rhythm 122)
  • 2016年 — 『Навернопотомучто』 (Probably because)
  • 2016年 — 『На Стиле』 (In Style)
  • 2017年 — 『Back2Leto
  • 2017年 — 『Тролль』 (Troll)
  • 2018年 — 『До зірок』 (OST "Викрадена принцеса") (To the stars (OST "The Stolen Princess")
  • 2018年 — 『ТОП』 (TOP)
  • 2018年 — 『Е,Бой』 (Yeah, Boy)
  • 2018年 — 『Песня про лицо』 (The Song About Face)
  • 2018年 — 『Финальные титры』 (Final Credits)
  • 2019年 — 『Дим』 (Smoke)
  • 2019年 — 『Vislovo
  • 2019年 — 『Лох』 (Loser)
  • 2020年 — 『Навсегда/Никогда』 (Forever/Never)
  • 2020年 – 『20s』 (feat. MOZGI, U_C, Michelle Andrade)
  • 2020年 – 『Last Dance

脚注

注釈

  1. ^ ウォロディミル・ゼレンスキーとデイビット・ドッドソンが監督。

出典

  1. ^ Потап объединил Время и Стекло”. 2014年12月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月23日閲覧。
  2. ^ Premiere! Second Official Trailer for The Stolen Princess Ukrainian animation film”. stolenprincess.com. 2023年3月23日閲覧。
  3. ^ Настає новий етап: "Время и Стекло" оголосили про розпад групи емоційним відео” (ロシア語). РБК-Украина. 2023年2月1日閲覧。
  4. ^ the Soloist of "Time and Glass": the Money was exactly for travel and food”. sobesednik.ru (2016年1月16日). 2016年5月29日閲覧。
  5. ^ Group "Time and Glass"” (2013年7月6日). 2016年5月30日閲覧。
  6. ^ tv.ua (2016年2月23日). “Время и Стекло показали свою Карту (ВИДЕО)” (ウクライナ語). tv.ua. 2023年2月1日閲覧。
  7. ^ Подопечные Потапа стали лицом канала М1”. МедиаНяня - таблоид для и про медиа. 2023年2月1日閲覧。
  8. ^ Инетрвью на cosmo.ru «Новые имена: дуэт Время и Стекло, который играет со словами и образами.»”. 2015年6月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年6月26日閲覧。
  9. ^ a b Premiere! Second Official Trailer for The Stolen Princess Ukrainian animation film”. stolenprincess.com. 2023年3月23日閲覧。
  10. ^ Дорофєєва та Позитив дають останній концерт гурту "Время и стекло" в Києві” (ウクライナ語). ТСН.ua (2020年10月30日). 2023年2月2日閲覧。

外部リンク




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