TNM staging systemとは? わかりやすく解説

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tnm病期分類システム

【仮名】tnmびょうきぶんるいしすてむ
原文】TNM staging system

体内でのがんの存在範囲記載するための体系。tの項目は腫瘍大きさ隣接する組織への浸潤有無について、nの項目はリンパ節へのがんの転移について、mの項目は遠隔転移(他の部位へのがんの拡がり)について記載項目である。

TNM分類

(TNM staging system から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/06 08:40 UTC 版)

TNM分類(ティーエヌエムぶんるい)とは、悪性腫瘍の病期分類に用いられる指標の1つ。国際的には国際対がん連合 (UICC) によって定められたTNM分類が有名だが、日本では癌取扱い規約においてもTNM記号を使った病期分類が定められており、広く用いられている。両者はそれぞれ異なった基準を持つ。

概要

視診、触診、X線検査などの一般的な検査所見から分類する。また、以下は一般的な評価基準であり、実際には腫瘍の組織型ごとに詳細な基準が設けられている。

T (tumor)
腫瘍(原発巣)の大きさと進展度を表す。T1から4までの4段階に分けられる。
N (nodes)
所属リンパ節への転移状況を表す。転移のないものをN0とし、第一次リンパ節、第二次リンパ節への転移、周囲への浸潤の有無からN3までの段階に分ける。
M (metastasis)
遠隔転移の有無を表す。遠隔転移がなければM0、あればM1となる。

以上を指標としてstage IからIVまでの4期に分ける。記述する際にはT2N1M0のように記述する。実際には各悪性腫瘍ごとに独自の分類を定めていることが多い。

その他

基本的には臨床所見からTNM分類を決定するが、手術所見や術後の病理学所見などに基づいてTNM分類を決定することもある。その場合はそれぞれ、cTNM (Clinical TNM, 臨床的TNM) 、sTNM (Surgical TNM, 手術的TNM) 、pTNM (Pathological TNM, 病理学的TNM) として区別する。

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