Sun Enとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > Sun Enの意味・解説 

孫恩 (東晋)

(Sun En から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/30 05:15 UTC 版)

孫 恩(そん おん、? - 402年)は、東晋の人物。霊秀琅邪郡(現在の山東省臨沂市)の人である。

生涯

叔父である孫泰は、江南の五斗米道を束ね、王侯とのつながりもあった。そのため東晋での発言力もあったが、反逆の罪で殺された。孫泰の後を継いだ孫恩は、信徒を糾合し、隆安3年(399年)、東晋に対して反旗を翻す(孫恩の乱)。

孫恩は、病死した信者がいれば、「仙人になれてよかった」と祝い、死すら恐れない狂信者的集団を作り上げており[1]、乱に参加した婦女信者の子供が足手まといになるとして、袋や籠に入れ、水中に投げ捨てた際も、「自分より先に仙堂=仙人の住処に登るを祝う、あとで自分もなる」と述べて、進軍を続けているところに異常性があった[1]

孫恩の乱は、江南の信徒にも広がり、一時は建康に迫る勢いを見せたが、劉裕を始めとする官軍の前に敗北を重ね、その勢力は弱体化する。ついには、臨海で敗れ、元興元年(402年)、海中に身を投じて自殺した。

孫恩亡き後の反乱軍は、妹婿の盧循に引継がれ、反乱し続けていくことになる。

脚注

  1. ^ a b 川本 2005, p. 133.

参考文献

  • 川本芳昭『中華の崩壊と拡大 魏晋南北朝』講談社〈中国の歴史05〉、2005年2月。 

「Sun En」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Sun En」の関連用語

Sun Enのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Sun Enのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの孫恩 (東晋) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS