Slony-Iとは? わかりやすく解説

Slony-I

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/07 06:50 UTC 版)

Slony-I
開発元 PostgreSQL Global Development Group
最新版
2.2.11 / 2022年11月2日 (2年前) (2022-11-02)
リポジトリ
プログラミング
言語
C
対応OS クロスプラットフォーム
種別 レプリケーション
ライセンス BSDライセンス
公式サイト slony.info
テンプレートを表示

Slony-IPostgreSQL データベース管理システム のための非同期マスタスレーブ・レプリケーション・システムである。多段構成やフェイルオーバーの機能をサポートしている。

機能

非同期
更新が可能なマスタノードは同時には1つのみであり、そこでコミットされたトランザクションは非同期にスレーブノードに反映される。更新の反映には若干の遅延を伴う。
多段構成
スレーブノードは異なるクラスタ・セットのマスタとして振舞うことができる。
異なるバージョン間のレプリケーション
PostgreSQL の他の多くのレプリケーション・システムと異なり、Slony-I は PostgreSQL の異なるバージョンに対して使用することができる。そのため、データベースを停止することなくアップグレードすることができる。ただし、バージョン 2.0.0 は PostgreSQL 8.3 以降のみに対応している。

名称の由来

"slony" という名前は ロシア語 で "ゾウ" を意味する単語слоныから来ている。[1] PostgreSQL はロゴとしてゾウを採用しており、主要開発者であるヴァディム・マトヴェーフがそれを尊重してこの名前を付けた。各モジュールもゾウにちなんで名付けられている:

slony
ゾウを意味する単語の複数形である。複数のデータベースを用いるクラスタであることを示している。
slon
ゾウを意味する単語の単数形である。レプリケーション・ノードはそれぞれ "slon" と呼ばれるプログラムにより管理される。複数の slon が "ゾウの群れ" として協調動作する。
slonik
"子ゾウ" を意味する単語である。クラスタの設定を管理するためのプログラムである。子ゾウが群れの方向を定めることを反映している。

関連項目

脚注

  1. ^ Slony-I manual: Slony-I Concepts”. 2009年2月22日閲覧。

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