単記移譲式投票
(Single transferable vote から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/12 08:23 UTC 版)
単記移譲式投票(たんきいじょうしきとうひょう、英: single transferable vote; STV) は、投票制度のひとつである。各々の有権者は優先順位投票を用いて、複数の候補者に投票する。単記移譲式は、票割れによる不利益および乱立による不利益を緩和する仕組みをもった制度である。この制度では、一定割合の票を得た候補者が当選するが、当選確定者の余分な票はそれぞれの順位にしたがって他の候補者へ移譲される。当選者からの票の移譲がこれ以上行えない際には、最下位の者が落選となり、その票の全部がそれぞれの順位にしたがって他の候補者へ移譲される。また、比例名簿式とは異なり、有権者は届け出名簿を越えた判断を下すことが出来る。
- ^ http://www.ndl.go.jp/jp/data/publication/document/2009/200901.pdf
- ^ 三輪博樹「第3章 スリランカ:社会における亀裂の重要性」アジア開発途上諸国の投票行動 : 亀裂と経済、日本貿易振興機構アジア経済研究所、2009年、ISBN 9784258045778、2021年6月20日閲覧。
- Single transferable voteのページへのリンク