STUDIO REALIVE
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/10 04:58 UTC 版)
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種類 | 株式会社 |
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略称 | SRL |
本社所在地 | ![]() ソウル特別市城東区往十里路83-21,D-tower |
設立 | 2022年7月12日 |
主要株主 | SMエンタテインメント 100% |
主要子会社 |
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外部リンク | www |
STUDIO REALIVE(スタジオ・リアライブ、朝: 스튜디오 리얼라이브)は、韓国のメタバースコンテンツ制作会社。SMエンタテインメントの完全子会社。旧社名は、STUDIO KWANGYA(スタジオ・クァンヤ)。
概要
韓国の大手芸能プロダクション・SMエンタテインメントが設立したメタバースコンテンツ制作技術専門会社[1]。ポストプロダクション、視覚特殊効果制作(VFX Production)、仮想人間(Virtual Human)、仮想現実制作(VR Production)、ミュージックビデオ専門スタジオ(M/V Studio)、バーチャルスタジオ(Virtual Studio)といった事業領域を展開し、韓国内外の関連分野において、ジョイントベンチャー(JV)の設立、買収・合併(M&A)、優秀人材の獲得などを通じて基盤を構築している。
設立当初の社名「STUDIO KWANGYA」の「KWANGYA(広野)」は、SMが未来のエンターテインメント業界の核心価値とビジョンとして強調してきたSMCU(SM Culture Universe)の世界観に登場する用語である。これは、「いかなる規制も存在しない無規則・無定型・無限の領域を意味し、空間を超えて無限にやりたいことを実現できる仮想世界」を指している[2]。
沿革

2022年7月12日、SMエンタテインメント(以下、SM)が「STUDIO KWANGYA」の設立を発表した。同社は、ポスト・プロダクション、視覚特殊効果制作、仮想人間、仮想現実制作、ミュージックビデオ専門スタジオ、バーチャルスタジオで、韓国国内外の関連分野のトップ企業とジョイントベンチャーの設立、買収・合併、優秀人材の迎え入れなどを通じて各事業の領域を構築する[2]。
SMの共同代表を務めるイ・ソンスとタク・ヨンジュンは「SMCUは仮想と現実を行き来し、アーティストごとのストーリーや世界観を包括する概念だ。そして各アーティストのアイデンティティが盛り込まれたユニバースと、それを超えて境界なく共存する新しい世界を意味する場所がKWANGYAである。このKWANGYAには、今まで見たことのない多様な形のコンテンツが存在し、SMがこれまで蓄積したCT(Culture Technology)を基盤に、差別化されたメタバースコンテンツを専門的に作るために『STUDIO KWANGYA』を設立することになった」と説明した[2]。
これに先立ち、同社はVRコンサートプラットフォーム企業「AmazeVR」との合弁会社「Studio A」を設立し、仮想現実制作事業の推進を明らかにした[3]。
2023年4月26日、SMはSTUDIO KWANGYAを通じて「STUDIO CLON」の持分51%を取得し、同社を子会社化したと発表[4]。STUDIO CLONの技術と、同社が保有する仮想人間および視覚特殊効果技術を組み合わせることで、メタバースおよびコンテンツ事業を強化し、SM 3.0ビジネス戦略の一環として「仮想IP権」の拡充を目指すとしている[5]。
2023年9月、社名を「STUDIO REALIVE」へ変更。
2025年8月、SM ENTERTAINMENT JAPANと共同で、初のバーチャルアーティストの練習生を公開した[6]。
子会社
- STUDIO A
- STUDIO CLON
脚注
注釈
出典
- ^ “aespaら所属のSMエンタが設立したメタバースコンテンツ専門会社「STUDIO KWANGYA」とは?|スポーツソウル日本版”. スポーツソウル. 2025年9月7日閲覧。
- ^ a b c “SMエンターテインメント、メタバースコンテンツ制作のために「STUDIO KWANGYA」を設立”. Kstyle (2022年7月12日). 2025年9月7日閲覧。
- ^ “K-POP界大手のSMエンターテインメントがAmazeVRと合弁会社設立、VRコンサートを独占配信”. Mogura VR News (2022年7月15日). 2025年9月7日閲覧。
- ^ “SM엔터, 스튜디오클론 인수…메타버스·‘3.0’사업 박차” (朝鮮語). 스포츠경향 (2023年4月26日). 2025年9月7日閲覧。
- ^ “SM엔터, 스튜디오클론 인수…메타버스·‘3.0’사업 박차” (朝鮮語). 스포츠경향 (2023年4月26日). 2025年9月7日閲覧。
- ^ “SM、初のバーチャルアーティストの練習生を公開!公式SNSも開設”. Kstyle (2025年8月11日). 2025年9月7日閲覧。
外部リンク
- STUDIO_REALIVEのページへのリンク