SAMコロンビア501便墜落事故とは? わかりやすく解説

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SAMコロンビア501便墜落事故

(SAM Colombia Flight 501 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/16 02:43 UTC 版)

SAMコロンビア 501便
事故機の同型機
墜落事故の概要
日付 1993年5月19日
概要 悪天候とパイロットエラーによるCFIT
現場 ホセ・マリア・コルドバ国際空港付近のパラモ・フロンティノ山
乗客数 125
乗員数 7
負傷者数 0
死者数 132(全員)
生存者数 0
機種 ボーイング727-46
運用者 SAMコロンビア英語版
機体記号 HK-2422X
出発地 トクメン国際空港
経由地 ホセ・マリア・コルドバ国際空港
目的地 エルドラド国際空港
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SAMコロンビア501便墜落事故とは1993年5月19日に発生した航空事故である。経由地のメデジンにあるホセ・マリア・コルドバ国際空港への降下中に発生したこの事故で乗客乗員132名全員が死亡した。

機体

事故機のボーイング727-46(HK-2422X)は製造番号18876として1965年12月に製造され、翌月の1966年1月日本航空に納入された(当時の機体番号:JA8309)。1972年11月に大韓航空へリースされた後1980年SAMコロンビア英語版が購入し、機体記号はHK-2422Xに変更された[1][2]

事故

現地時間14時18分にパナマのトクメン国際空港を離陸した501便はメデジン経由でボゴタへと向かっていた。501便には125人の乗客と7人の乗務員が搭乗しており、その中にはボゴタで開かれる予定の国際会議に出席する予定だったパナマ人歯科医師もいた[1][3]

事故当時のメデジン周辺の天候は雷雨によって悪く自動方向探知機を使用した飛行が難しかった上に、メデジンVOR/DMEはテロ攻撃により破壊されていた為、通常のアプローチが行えなかった。これによって本来通過するはずだったアベホラルビーコンを実際には通過していないにもかかわらず通過した旨を誤ってメデジンの航空管制に報告。高度16,000フィート (4,900 m)から12,000フィート (3,700 m)への降下の指示に従いそのまま501便は全長3,749メートル (12,300 ft)のパラモ・フロンティノ山に激突した[1][3]

脚注

  1. ^ a b c Aircraft accident Boeing 727-46 HK-2422X Medellín” (英語). Aviation Safety Network. 2012年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年6月9日閲覧。
  2. ^ Boeing 727-46 HK-2422” (英語). JetPhotos.Net. 2014年4月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月26日閲覧。
  3. ^ a b 132 on Missing Colombian Plane” (英語). The New York Times (1993年5月20日). 2013年12月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年6月9日閲覧。

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