S-N曲線
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S-N 曲線(S-Nきょくせん、英語: S-N curve)とは、材料の疲労破壊において、一定の振幅で繰り返し負荷される応力と破断までの負荷の繰り返し数の関係を示した曲線である[1]。S-N 線図、ヴェーラー曲線とも呼ばれる[2][3]。疲労強度設計の基礎となるもので、ドイツの技術者アウグスト・ヴェーラーによってS-N 曲線の概念が確立された[4]。
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- ^ 日本材料学会(編) 2008, p. 364.
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- ^ 日本材料学会(編) 2008, p. 372.
- ^ 日本材料学会(編) 2008, p. 7.
- ^ 花木 聡・境田 彰芳・岡田 憲司・上野 明・酒井 達雄、2012、「日本材料学会疲労強度データベース事業の歴史的経緯·到達点と今後の展開 4.データベース解析と解析結果の公開利用」、『材料』61巻6号、日本材料学会、doi:10.2472/jsms.61.564 pp. 564-570
- 1 S-N曲線とは
- 2 S-N曲線の概要
- 3 参照文献
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