レッド・バード・レコード
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| レッド・バード・レコード Red Bird Records |
|
|---|---|
| 設立 | 1964年 |
| 設立者 | ジェリー・リーバー、マイク・ストーラー、ジョージ・ゴールドナー |
| 解散 | 1966年 |
| 現況 | 閉鎖 |
| ジャンル | |
| 国 | |
| 本社所在地 | ニューヨーク |
レッド・バード・レコード(Red Bird Records)は、1964年にアメリカ合衆国のソングライター・チームジェリー・リーバーとマイク・ストーラーがジョージ・ゴールドナーと設立したレコードレーベルである[1]。しばしば「ガール・グループのレーベル」と見なされるが、傘下のブルー・キャット・レコード、タイガー・アンド・デイジーを含めてもレッド・バード所属アーティストのうち、女性がリーダーを務めるアーティストは40%に過ぎなかった。しかしながら、チャート入りしたものに限って言えば、その90%が女性アーティストであった[2]。
同レーベルの最初のリリースは、ディキシー・カップスの「愛のチャペル」(1964年)で、これはBillboard Hot 100で間を置かずして1位となっている。同年後半にはシャングリラスが同様のヒットを「リーダー・オブ・ザ・パック」で記録した[3]。同レーベルがリリースした最初の30枚のシングルのうち、11枚がトップ40入りしている。
歴史
リーバーとストーラーは、スパーク・レコードを1955年に閉鎖した後、 アトランティック・レコード(1955年から1961年)とユナイテッド・アーティスツ・レコード(1961年から1963年)での仕事を経てレッド・バードを設立したが、その際ベテランのレコード・プロモーターでジー・レコード、ラマ・レコードの元オーナーであったジョージ・ゴールドナーを迎え入れた[4]。彼らは、フィル・スペクターの初期のヒット曲の殆どを書いていたブリル・ビルディングの有能な夫婦のソングライター・チーム、ジェフ・バリーとエリー・グリニッチに仕事を依頼した。1966年、リーバーとストーラーがレーベルの経営よりもソングライティングとプロデューサー業を優先させたかったことと、彼らとゴールドナーの仲が決裂したことからレーベルは売却された[5]。ゴールドナーはギャンブルが原因で借金を作り、その結果レッド・バードはマフィアに乗っ取られる形となっていた。リーバーとストーラーはレッド・バードをゴールドナーに1ドルで売却し、ゴールドナーはレーベル下の作品を売却することで収益を得る形となった[6]。
傘下のレーベル、ブルー・キャットではザ・アドリブスが「The Boy From New York City」(1964年、マンハッタン・トランスファーのカバーでも知られる)でポップ・チャート8位のヒットを記録している[7]。
所属アーティスト
レッド・バードよりシングルをリリースしたアーティストをリリース順にリストアップした[8]。
- ディキシー・カップス (The Dixie Cups)
- ラテン・クオーターズ (The Latin Quarters)
- ジャージー・レッド (Jersey Red)
- ジェリー・ビーンズ (The Jelly Beans)
- ラヴジョイズ (The Lovejoys)
- チ・チ・マッコーリー (Chi-Chi McCauley)
- ロッカウェイズ (The Rockaways)
- ハニーマン (The Honeyman)
- シャングリラス (The Shangri-Las)
- バタフライズ (The Butterflys)
- アルヴィン・ロビンソン (Alvin Robinson)
- B・マッドスリンガー・ロジャーズ、デイヴィッド・ドイル、ビル・アルトン、アンソニー・ホランド (B. Mudslinger Rogers, David Doyle, Bill Alton, Anthony Holland)
- バリー・マン (Barry Mann)
- ザ・トレイド・ウィンズ (The Trade Winds)
- ロディ・ジョイ (Roddie Joy)
- ジミー・ライス (Jimmy Rice)
- スティーヴ・ロッシ (Steve Rossi)
- ジェフ・バリー (Jeff Barry)
- エリー・グリニッチ (Ellie Greenwich)
- トニー・ジャクソン・アンド・ザ・ヴァイブレーションズ (Tony Jackson And The Vibrations)
- シドニー・バーンズ (Sidney Barnes)
- アンディ・キム (Andy Kim)
- オーフィウス (Orpheus)
- ジミー・クロス (Jimmie Cross)
- トー二ー・リード (Tawney Reed)
- マレイ・ザ・K (Murray The K)
- ポエッツ、インサイダーズ (The Poets or The Insiders)
- ジョン・ハモンド (John Hammond)
- ジャスティン・ヘイワード (Justin Hayward)
- ハーマン・グライムズ (Herman Grimes)
- フルーガル・サウンド (The Frugal Sound)
- ラル・ドナー (Ral Donner)
- ディッキー・グッドマン (Dickie Goodman)
- ケイン・アンド・エイブル (Kane And Abel)
- ニューヨーク・サウンズ (The New York Sounds)
- ランブラーズ (The Ramblers)
- サイレンス (The Silence)
- フィフス・エステート (The Fifth Estate)
- ヤング・ジェネレーション (The Young Generation)
- 006 (006)
- グレッグ・アンド・ジ・アンノウンズ (Greg And The Unknowns)
- セヴン・オヴ・アス (The Seven Of Us)
- ジョー・ナードンズ・オールスターズ (Joe Nardone's Allstars)
- ボビー・ムーア・アンド・ザ・フォーモスツ (Bobby Moore And The Formosts)
- ドゥーズ・アンド・ザ・ドンツ (The Do's And The Don'ts)
- チャーリー・ストーン (Charlie Stone)
- シャギー・ボーイズ (The Shaggy Boys)
- シャナン・ヴェイル (Shanan Vale)
- シークレッツ (The Secrets)
- フォー・エヴァーズ (The Four-Evers)
- ビリー・ソル (Billy Sol)
- ファイヴ・カード・スタッド (The Five Cards Stud)
- オッズ・アンド・エンズ (The Odds And Ends)
関連項目
脚注
- ^ Alan Betrock (1982). Girl Groups The Story Of A Sound (1st ed.). New York: Delilah Books. pp. 90-94. ISBN 0-933328-25-7
- ^ Don Charles (2001). 『The Girl Group Sound: 25 All-Time Greatest Hits from Red Bird Records』ライナーノーツ. Varese Saradande. Cat. # 302 066 246-2
- ^ “Jerry Leiber and Mike Stoller - inductees”. Rock & Roll Hall of Fame. 2006年12月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2006年12月5日閲覧。
- ^ “The George Goldner Story”. 2006年12月5日閲覧。
- ^ Holly George-Warren & Anthony Decurtis (Eds.) (1976). The Rolling Stone Illustrated History of Rock & Roll (3rd ed.). New York: Random House. pp. 148–152. ISBN 0-679-73728-6
- ^ Robert Greenfield (2012-11-06) (英語). The Last Sultan: The Life and Times of Ahmet Ertegun. Simon and Schuster. ISBN 9781416558408
- ^ “Biography - The Ad libs”. allmusic.com. 2006年12月5日閲覧。
- ^ “Red Bird - Label Discography”. 45cat. 2025年11月26日閲覧。
外部リンク
- Red Birdディスコグラフィー (Discogs)
- Red Birdアルバム・ディスコグラフィー (Both Sides Now Publications)
- レッド・バード・レコードのページへのリンク