プランク (人工衛星)
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/28 01:53 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動プランク | |
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所属 | 欧州宇宙機関 (ESA) |
公式ページ | Planck - Home Page |
国際標識番号 | 2009-026B |
カタログ番号 | 34938 |
状態 | 運用終了 |
目的 | 宇宙望遠鏡 |
観測対象 | 宇宙マイクロ波背景放射 |
打上げ機 | アリアン5 |
打上げ日時 | 2009年5月14日13:12GMT |
運用終了日 | 2013年10月23日 |
停波日 | 2013年10月23日 |
物理的特長 | |
質量 | 1800kg |
軌道要素 | |
周回対象 | 太陽-地球系 |
軌道 | L2点 |
観測機器 | |
LFI | 低周波装置 |
HFI | 高周波数装置 |
プランク (Planck) は、宇宙背景放射を観測するための高感度・高分解能の観測装置を備えた宇宙望遠鏡である。ESAで2000年に3番目の中規模計画として計画された。当初はCOBRAS/SAMBAと呼ばれていたが、後にノーベル物理学賞を受賞したドイツのマックス・プランクにちなんで改名された。
NASAのWMAP探査機が広視野・低感度であるのに対し、プランクは対照的である。相補的な成果や宇宙創生期の解明が期待される。
プランクは、2009年5月14日にアリアン5でハーシェル宇宙望遠鏡と共に打ちあげられ、7月にはL2点に投入された。2010年2月には2回目の全天サーベイを開始した。 2013年3月21日に、全天の宇宙背景放射マップが公開された。NASAのWMAPが観測したデータよりも高精度な宇宙背景放射マップが完成し、宇宙の年齢もこれまでよりやや古い約138億年であることが確認された[1]。
2012年1月14日、2つの観測装置のうちの高周波数装置 (HFI) が冷却用の液体ヘリウム枯渇のため観測を終了した。以降は低周波数装置 (LFI) のみで観測を続けていた[2] 。LFIによる観測も2013年10月3日に終了し、10月9日にはスラスタを噴射してL2点からの移動を開始し、10月23日に送信機を停止して運用を終えた。プランクは、運用終了までにHFIとLFIの双方を使っての全天サーベイを5回実施した[3] [4]。
観測装置
低周波数装置 (LFI) と高周波数装置 (HFI) [5]から成る2台の装置が搭載されており、両方とも30GHzから857GHzの偏波と光子を検出する。
低周波数装置
周波数 (GHz) |
帯域 ( ![]() |
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