パーソナリティ障害
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パーソナリティ障害(パーソナリティしょうがい、英語: personality disorder, PD)とは、文化的な平均から著しく偏った行動の様式をとり[1][2]、特徴的な生活の様式や他者との関わり方[1]、または内面的な様式を持ち[2]、そのことが個人的あるいは社会的にかなりの崩壊[3]や著しい苦痛や機能の障害[2][4]。幼少期から思春期の経験が発症原因となっているケースが多く[4]、青年期や成人早期には症状が始まっている特徴がある[1][2]。症状が著しい苦痛や機能障害をもたらしていないものは、正常なパーソナリティである[5]。
注釈
- ^ 厚生労働省の標準規格として、その一部はICD10対応標準病名マスターが用いることが決定されている。
- 参照:厚生労働省医政局長 (2010-03). 保健医療情報分野の標準規格として認めるべき規格について(医政発0331第1号) (pdf) (Report). 厚生労働省.
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- 参照:厚生労働省医政局長 (2010-03). 保健医療情報分野の標準規格として認めるべき規格について(医政発0331第1号) (pdf) (Report). 厚生労働省.
出典
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