PPAP (自動車工業)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/22 07:21 UTC 版)
PPAP(ピーパップ、英: Production Part Approval Process)とは、日本語では生産部品承認プロセスと呼ばれ、自動車業界で外部のサプライヤーから購入する部品や材料を承認する手続きのことである。アメリカ自動車工業会 (AIAG) が、Production Part Approval Process (PPAP)というマニュアルを発行しており、このマニュアルにそった手続きがPPAPである。
- ^ PPAP Manual FOREWORD TO TH0E FOURTH EDITION.
- ^ a b ISO/TS 16949:2009 7.3.6.3
- ^ 英語訳の"Production Process and Product Approval "から、PPAとも言われる。
- ^ Vestas p.2.(ただし、この資料の参照部分では"品質"を主に耐久性の意味で用いている)
- ^ PPAP FORD Specific 1. Applicability.
- ^ 例えば、GM Global Supplier Quality Manual Task No.15 Production Part Approval (PPAP) を参照。
- ^ PPAP Manual 3.2 Submission to Customer.
- ^ 例えば、GM Global Supplier Quality Manual を参照。
- ^ a b PPAP Manual 3.1 Customer Notification.
- ^ 機械部品として加工されていない材料(塗料、地金、樹脂ペレット、鋼板、布など)や半加工されている材料(鋼管など)。
- ^ a b PPAP Manual 2.1 Significant Production Run.
- ^ PPAP Manual Appendix A–Completion of the Part Submission Warrant (PSW).
- ^ PPAP Manual 2.1 Significant Production Run.
- ^ PPAP Manual 2.2 PPAP Requirements.
- ^ Magna, Figur.4.
- ^ ISO/TS 16949:2009 7.3.3.1.
- ^ ISO/TS 16949:2009 7.3.3.2.
- ^ VDA2-PPF 6.Auswahl der Vorlagestufen.
- ^ Repeatability: 同一の測定者が同一条件下で測定を繰り返したときの測定値のまとまり具合。
- ^ Reproducibility: 異なる測定者が同じ測定をしたときの測定値のまとまり具合。
- ^ AIAGのMSAのマニュアルでは、繰返し性と再現性の他に、偏り(Bias)、安定性(Stability)、線形性(Linearity)の合計五つの性質を挙げている。
- ^ AIAGのMSAのマニュアルでは、測定値のばらつきを測定器そのものに起因する繰返し性のばらつきと、測定者に起因する再現性のばらつき、部品そのものの出来上がり寸法のばらつきの3ッつに分けて分析する。
- ^ MSA Manual, p.78.
- ^ MSA Manual, p.129, Table III-B9.
- ^ GMの測定結果レポートのフォームシート GM1927-32 には5サンプル分の記入欄がある。
- ^ PPAP FORD specific 9.9 Dimensional Results.
- ^ ISO/TS 16949:2009 7.3.3.
- ^ サブグループ内のサンプルの最大値と最小値の差。
- ^ SPC Manual, Appendix E. 但し、この表は ASTM publication STP-15D, Manual on the Presentation of Data and Control Chart Analysis, 1976; pp 134-136. を参照している。
- ^ 各サブグループを5つのサンプルで作るとすると(明記されているわけではないが、AIAGのSPCマニュアルに掲げてある例ではすべてサブグループのサンプル数は5つである)、合計すると125サンプル以上ということになる。
- ^ 例えば、フォードは第三者機関による認定を要求していない(PPAP FORD specific, 13 Qualified Laboratory Documentation.)。
- ^ 顧客に所有権のある治工具はISO/TS 16949 の規定により、適切に表示がなされることになっている(ISO/TS 16949:2009 7.5.4.1)。このことを確認するための写真である。
- ^ 例えば、Nexteer PPAP Process Checklist 17).
- ^ 例えば、アメリカ軍の規格であるMIL-STD-1629A:1980で規定されているFMEAはAIAGやVDAのFMEAとは全く違う。
- ^ a b PPAP Manual 4.1 Submission Level.
- ^ PPAP Manual Retention/Submission Requirements Table 4.2.
- ^ PPAP FORD Specific Table-1A.
- ^ VDA2 PPF, 6. Auswahl der Vorlagestufen.
- ^ もちろん顧客が工場を査察するときにはFMEAを作成しているかどうかも確認するので、FMEAを実施しないでよいということにはならない。
- ^ Phased PPAP Handbook.
- ^ ISO/TS FORD Specific 4.10 Plant, Facility and Equipment Planning.
- ^ GM Global Supplier Quality Manual Task No.16 Run @ Rate (R@R). - ゼネラル・モータースでは製造能力の確認をRun @ Rate(ラン・アット・レイト)と呼ぶ。
- ^ Q1 p.17.
- ^ このスタンプはQ1サプライヤーに認定されるとフォードから提供される。
- ^ Y. Šurinová pp.3-4
- ^ SREA Process (Supplier Request for Engineering Approval) という設計・工程変更承認手順がある。 - PPAP FORD specific 16. Change Notification.
- ^ PPAP FORD specific 5. Customer Engineering Approval.
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