ニコラ・カリコラとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ニコラ・カリコラの意味・解説 

ニコラ・カリコラ

(Nicola Caricola から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/08 14:10 UTC 版)

ニコラ・カリコラ
名前
ラテン文字 Nicola Caricola
基本情報
国籍 イタリア
生年月日 (1963-02-13) 1963年2月13日(60歳)
出身地 バーリ
身長 180cm
選手情報
ポジション MF
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
1981-1983 バーリ1908 70 (0)
1983-1987 ユヴェントス 59 (0)
1987-1994 ジェノア 201 (6)
1994 ACトリノ 4 (0)
1994-1995 ジェノア 24 (0)
1996 ニューヨーク・メトロスターズ 26 (2)
代表歴
1982-1984 イタリア U-21 10 (4)
1. 国内リーグ戦に限る。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

ニコラ・カリコライタリア語: Nicola Caricola , 1963年2月13日 - )は、イタリアバーリ出身の元サッカー選手。現役時代のポジションはミッドフィールダー。カリコーラとの表記も多い。

経歴

バーリを経て、1983年にに移籍した。ユヴェントスFCでは控え選手ながら、チャンピオンズカップ、2度のスクデットなどのタイトルを獲得した[1]

その後は長年ジェノアでプレー、キャプテンを務めた。1994-95は三浦知良とチームメートとなるが[2]、そのシーズンジェノアはセリエBに降格した。

1996年に、MLSのニューヨーク・メトロスターズに加入、MLSでプレーする初のイタリア人選手となった[3]。メトロスターズでは同じイタリアのロベルト・ドナドーニとチームメートとなった。この年の第2節、ニューイングランド・レボリューション戦で記録したオウンゴールはカリコーラの呪いという名前で知れら、MLS史上最も有名なオウンゴールとなった[1]。1997年プレシーズン中に突如引退した[4]

エピソード

  • 三浦知良がジェノアへの移籍が決まり、ジェノバの街を訪ねた折、当時トリノの選手であったカリコラと偶然出会い、挨拶を交わし、カリコラからはジェノアの選手は自分と知り合いの奴ばかりなので、悪い扱いをする奴が居たら、自分に言えばかたを付けてやる。」と三浦に話した[2]
  • 当時のジェノアの監督がアジア人である三浦に偏見を持っていたため、余り起用しなかったと語っている[2]
  • 阪神淡路大震災後、プライベートで日本を訪れ、ヴェルディ川崎の練習に飛び入り参加、また三浦知良と共に被災地である神戸の小学校を訪問した。1985年にトヨタカップでユヴェントスの選手として日本に来た時は日本について冷たい印象を受けたが、印象が全く変わったと述べた[2]

脚注

  1. ^ a b I New York Metrostars e la 'Maledizione di Caricola', il primo italiano in MLS”. GOAL (2022年7月7日). 2023年9月8日閲覧。
  2. ^ a b c d 『Dear Kazu 僕を育てた55通の手紙』(2011年、文藝春秋)ISBN 9784163747309 P.80-86
  3. ^ Nicola Caricola, il primo “Italian” in MLS e la sua “maledizione” lunga 25 anni” (2021年2月13日). 2023年7月4日閲覧。
  4. ^ MetroStars' Caricola Retires



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ニコラ・カリコラ」の関連用語

ニコラ・カリコラのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ニコラ・カリコラのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのニコラ・カリコラ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS