精子死滅症

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精子死滅症

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/04/10 01:30 UTC 版)

精子死滅症（Necrozoospermia，Necrospermia）とは、精液中の生存精子の割合が低く、非常に高い割合で死滅精子が存在する状態を指す。精子が生存しているが運動性が低い精子無力症とは区別される。精子死滅症の検査では、不動精子の割合が高いサンプルを染色して、精子の生死をチェックする。死んだ精子であれば、細胞膜が機能せず染料が細胞内に侵入するため、染色される。精子死滅症は稀な疾患で、男性不妊症のうち0.2～0.48％と報告されている^[1]。

出典

1. ^ Lecomte PJ, Barthelemy C., Nduwayo L., Hamamah S. (1999) Necrospermia: Etiology and treatment. In: Hamamah S., Olivennes F., Mieusset R., Frydman R. (eds) Male Sterility and Motility Disorders. Serono Symposia USA. Springer, New York, NY. https://doi.org/10.1007/978-1-4612-1522-6_6