MulteFire
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/13 16:41 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動MulteFire [1]はLTEを、免許不要の帯域で動作させるための技術である。同技術は3GPPのRelease13および14に準拠している。従来の公衆網のLTEが帯域を専有するのに対し、免許不要帯域では、Wi-FiやDECTといったLTE以外の通信と共存する必要がある。LBT(Listen-Before-Talk)と呼ばれる、利用予定の帯域が他の無線局が利用中でないかどうかを調べてから通信を開始する機能を具備することで、信号が衝突しづらく機能を有している。
2017年4月にはMultiFireのRelease1.0[2]が公開、2018年にはeMTC-UやNB-IoT-UといったIoT向けの仕様が盛り込まれた[3]。
MulteFire Allianceは27社の会員で構成されており、ファーウェイ、エリクソン、ノキアといった基地局メーカーや、クアルコム、インテルといったチップセットメーカー、通信キャリアのソフトバンクなども参画している。
参考文献
- ^ “Introducing MulteFire: LTE-like performance with Wi-Fi-like simplicity | Qualcomm”. Qualcomm 2018年8月29日閲覧。
- ^ “MulteFire Alliance wraps up Release 1.0 specification | FierceWireless”. www.fiercewireless.com. 2018年8月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月29日閲覧。
- ^ “マルチファイア・アライアンスがIoT向けに最適化した仕様を完成(MulteFire Alliance プレスリリース)” (日本語). 財経新聞. 2020年4月13日閲覧。
外部リンク
MulteFire
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「アンライセンスLTE」の記事における「MulteFire」の解説
アンライセンス帯域で、LTEプロトコルを自営網単体向けに使えるようにしたのがMulteFireである。LTE-UやLAAが免許不要帯域でLTEのプロトコルを使用し、かつ既存のLTEと併用することを想定しているのに対し、MulteFireは既存LTEバンドの利用が不要な設計になっている。 3GPPではなく、この技術はMuLTEfire Allianceによって推進されている。
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