メモリ遅延とは? わかりやすく解説

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メモリ遅延

(Memory latency から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/12 07:53 UTC 版)

30 ピン SIMM モジュール上の 70 ns 遅延の 1 メガビット DRAM。 最新の DDR4 DIMM のレイテンシーは 15ns 未満である。

メモリ遅延(メモリちえん、: memory latency)とは、メモリ上のバイトやワードに対する要求を開始してから、プロセッサがそれを取得するまでの時間(遅延)のことである。

解説

データがプロセッサのキャッシュメモリにない場合、プロセッサは外部のメモリセルと通信する必要があるため、データを取得するのに時間がかかる。したがって、遅延時間はメモリの速度を測る基本的な指標であり、遅延時間が少ないほど読み出し動作は速くなる。

遅延時間は、メモリのスループットを測定するメモリ帯域幅と混同してはならない。遅延時間は、クロック・サイクルまたはナノ秒単位の時間で表すことができる。長い間、クロック・サイクルで表されるメモリ遅延は一定していたが、時間の経過とともに改善されてきている[1]

脚注・参考文献

  1. ^ Crucial Technology, "Speed vs. Latency: Why CAS latency isn't an accurate measure of memory performance" [1]

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