Ib型, Ic型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/28 04:09 UTC 版)
I型の中でヘリウムの吸収線が見られるものをIb型、水素とヘリウムのどちらの吸収線も見られないものをIc型と呼ぶ。これらについては機構がよく分かっていない。II型と同様、恒星の一生の最後に迎える大爆発であるが、その前に水素を使い果たしてしまい、水素の吸収線が見られないと考えられる。水素がない星としては重い星が強い恒星風でヘリウムコアがむき出しになったウォルフライエ星が考えられる。またヘリウムもない星としては同じくウォルフライエ星の中でヘリウム層を失ったWO星が知られており関連性が指摘されている。その他には近接連星における質量移動も候補と考えられる。
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