IIHFとは? わかりやすく解説

アイ‐アイ‐エッチ‐エフ【IIHF】


国際アイスホッケー連盟

(IIHF から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/07/30 05:01 UTC 版)

国際アイスホッケー連盟
略称 IIHF
設立 1908年 (118年前) (1908)
種類 国際競技連盟
目的 国際アイスホッケー競技の統括
本部 スイス, チューリッヒ
所在地 Brandschenkestrasse 50, Postfach 1817, 8002 Zurich, Switzerland[1]
会長 リュック・タルディフ[2]
ウェブサイト www.iihf.com
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国際アイスホッケー連盟(こくさいあいすほっけーれんめい、フランス語: Fédération internationale de hockey sur glace, 英語: International Ice Hockey Federation、略称:IIHF)は、アイスホッケー競技を統括する国際競技連盟である。本部はスイスのチューリッヒにある。

競技の世界的な発展、普及を目的とし、各種国際試合についての運営管理や競技ルールの制定を行う権限を有しており、加盟国の連盟および協会を通じて、オリンピック、世界選手権などの国際大会や、ヨーロッパやアジア諸国などの地域リーグ戦でもその影響力は強い。[3]

かつては、カナダ、アメリカ合衆国では、NHLを始めとする北米のリーグ戦ではこの連盟の定めるルールとは別に独自のルールブックに基づき試合が行われることが多かったが、(例 リンクの幅がNHLの方が狭い。など)、IIHF、NHL、KHL、そしてヨーロッパのリーグルールの統合、統一化が2021年のIIHF年次総会で承認され、競技ルールの標準化が進められた。[4]

歴史

チューリッヒのIIHF本部

1908年にフランス人ジャーナリストのルイ・マニュスの呼びかけにより、フランス、ベルギー、スイス、イギリスのヨーロッパ4か国のアイスホッケー競技団体の代表がパリに集い、同連盟が発足した。[5]

ボヘミア王国、ドイツ、オーストリアなどのヨーロッパ諸国を皮切りに、ロシア、北米、アジア諸国と順次加盟国を拡大し、2026年時点での加盟数は全世界84か国(又は地域)に上る。[6]

1997年に設立されたIIHF殿堂の常設本部はトロントのホッケーの殿堂にあり、世界各地の遺物や記念品が展示されている。伝説的な選手たちは毎年アイスホッケー世界選手権のメダル贈呈日に殿堂入りしている。[7]

主なアイスホッケーの国際大会

ヨーロッパ選手権大会

オックスフォード大学チーム

1910年には、初のアイスホッケーヨーロッパ選手権大会を主催した。この第1回大会では、イギリス、ドイツ、ベルギー、スイスに加え非公式ながらカナダ人留学生を主体とするオックスフォード大学チームが参加した。[8]

この大会は、途中第一次世界大戦による中断(1915年から1920年)や1928年、1930年、1931年の未開催を挟んで、1932年まで続けられた。その後1991年までは、後述の世界選手権大会へ参加したヨーロッパ諸国の中から、欧州チャンピオンが選ばれるようになった。

オリンピック

1920年に開催されたアントワープオリンピック(夏季)でアイスホッケーがオリンピック種目に採用された。北米大陸のカナダ、アメリカ合衆国はこのオリンピックに出場したことがきっかけとなり、この連盟に参加することとなった。なお、1924年のシャモニーオリンピック以降はアイスホッケーは冬季オリンピックの競技となった。[9]

1920年から1968年までの間、原則的に同競技に関してオリンピック大会は後述の世界選手権大会(年1回)と未分化の状態であった。すなわち両者が別の大会として開催された1964年を除けば、オリンピック開催年には独立的な世界選手権が開催されず、前者での金メダル獲得はそのまま後者におけるチャンピオンシップ獲得をも意味していた。

1998年の長野オリンピックからは、女子アイスホッケーも競技種目に加えられた。

世界選手権大会

オリンピックと混合した1920年、1924年、1928年の各大会に続き、独立した世界選手権大会が初めて開催されたのは1930年の第4回大会からであった。この年には日本がアジア初の加盟国となり、医学生で編成されたチームで独立後初めての大会に参戦している。[10]第4回大会以降は、年1回開催されるのが原則となった。ただし、第二次世界大戦の影響を受けた各年(1940年から1946年)と1980年、1984年、1988年には開催がなかった。

1990年には女子世界選手権大会がスタートした。日本は第1回大会から参加している。[11]

ジュニア大会

日本はU20世界選手権大会には1982年から、[12]U18世界選手権大会には2000年から、[13]女子U18世界選手権大会には2010年から参加している。[14]

アジア選手権大会

2024年10月から11月にかけて、カザフスタンのアルマトイ(男子)と中国の北京(女子)で第1回アイスホッケーアジア選手権がカザフスタン、日本、韓国、中国の4カ国が参加して開催された。[15][16]翌年の11月に第2回大会が開催され、男子はカザフスタン、女子は日本が連覇を果たした。[17][18]

トリプル・ゴールド・クラブ

IIHF男子世界選手権、オリンピックアイスホッケー大会、スタンレーカップの3大会を制した選手とコーチに対してトリプル・ゴールド・クラブという特別な名誉会員グループを制定している。この栄誉を得られるには、その競技の少なくとも1試合に参加している必要がある。2024年時点でのトリプルゴールドクラブメンバーの国別の構成は、カナダ(11名)、スウェーデン(9名)、ロシア(7名)、チェコ(2名)、フィンランド(1名)の5か国である。[19]

脚注

  1. ↑ 「Contact Us」IIHF 2026年6月8日閲覧
  2. ↑ 「Luc Tardif」IIHF 2026年6月8日閲覧
  3. ↑ 「The IIHF」IIHF 2026年6月8日閲覧
  4. ↑ The new Rule Book is here
  5. ↑ 「History of Ice Hockey」IIHF
  6. ↑ 「Member National Associations」IIHF 2026年6月7日閲覧
  7. ↑ 「IIHF Hall of Fame」IIHF 2026年6月8日閲覧
  8. ↑ 「Championnats d'Europe 1910」hockeyarchives.info 2026年6月8日閲覧
  9. ↑ 「Olympic Winter Games」IIHF 2026年6月8日閲覧
  10. ↑ 「1930年代の主な出来事」JIHF 2024年04月07日 2026年6月8日閲覧
  11. ↑ 「IIHF女子アイスホッケー世界選手権」JIHF 2026年6月8日閲覧
  12. ↑ 「IIHF男子U20アイスホッケー世界選手権」JIHF 2026年6月8日閲覧
  13. ↑ 「IIHF男子U18アイスホッケー世界選手権」
  14. ↑ 「IIHF女子U18アイスホッケー世界選手権」JIHF 2026年6月8日閲覧
  15. ↑ 「2025 Asia Championship men」IIHF 2026年6月8日閲覧
  16. ↑ 「2025 Asia Championship women」IIHF 2026年6月8日閲覧
  17. ↑ 「2026 Asia Championship men」IIHF 2026年6月8日閲覧
  18. ↑ 「2026 Asia Championship women」IIHF 2026年6月8日閲覧
  19. ↑ 「Triple Gold Club」IIHF 2026年6月8日閲覧

関連項目

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