Hot Standby Router Protocolとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > Hot Standby Router Protocolの意味・解説 

Hot Standby Router Protocol

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/01 23:46 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

Hot Standby Router Protocol (ホット・スタンバイ・ルータ・プロトコル・以下HSRPと略す) は、シスコシステムズ社製のルータに実装されている、ルータの多重化を行うためのプロトコル[1]。文字通りホットスタンバイによる冗長化を行うものであり、ルーティングプロトコルではない。

各ルータに一つずつIPアドレスを振った上で、多重化されているルータ全体にさらに1つIPアドレスを割り当て、通信する際は全体用のIPアドレスに要求を送信する。実際の通信は1台のルータで行われるが、そのルータがダウンした場合には、別のルータに自動的に交代することができる[2]。切り替えに必要な時間は1秒程度。同様の技術にVRRPがあるが、相互運用性はない。

類似の冗長化の技術の特許であるVRRPCARPがHSRPの特許に抵触しているとシスコシステムズが主張したことがある[3][4]

関連項目

脚注

  1. ^ HSRP 【 Hot Standby Router Protocol 】”. e-words.jp. 2022年3月2日閲覧。
  2. ^ HSRP”. sophia-it.com. 2014年3月11日閲覧。
  3. ^ Alexandre Dulaunoy. “VRRP : Confusion in the land of patents...”. foo.be/vrr. 2014年3月12日閲覧。
  4. ^ 萩野純一郎. “CARP: common address redundancy protocol”. ietf.org. 2014年3月12日閲覧。

外部リンク



このページでは「ウィキペディア」からHot Standby Router Protocolを検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書からHot Standby Router Protocolを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
 全ての辞書からHot Standby Router Protocol を検索

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Hot Standby Router Protocol」の関連用語

Hot Standby Router Protocolのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Hot Standby Router Protocolのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのHot Standby Router Protocol (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS