DWS 39とは? わかりやすく解説

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DWS 39

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/01/16 13:01 UTC 版)

DWS 39の写真

DWS 39ドイツ語: Dispenser Weapon System för Saab 39)またはBK 90スウェーデン語: 600 kg bombkapsel 90)は、スウェーデン空軍が運用していた滑空型スタンドオフディスペンサー(クラスター弾の一種)。一基につき72個の子弾を搭載している。DWS 39は、ダイムラークライスラー・エアロスペースにおいてDWS 24の名称で生産されていた。DWS 39の名称は主にサーブ 39 グリペンでの運用が想定されていたことから名づけられたものだが[1]サーブ 37 ビゲンの後期改修型もこの装備を搭載可能であった[2]。また将来的にはユーロファイター タイフーンへの搭載も可能とされている[3]。DWS 39の外観はAGM-154 JSOWと類似している。

スウェーデンがクラスター弾に関する条約に署名したことに伴い、スウェーデン空軍で運用されていたDWS 39は廃棄された。現在はギリシャ空軍においてライトニング照準ポッドとの併用によりF-4E AUPに搭載され運用されている。

設計

スウェーデン軍の主たる任務は、国防軍の名が示す通り外国からの脅威を排除することにあった。そのため、スウェーデン軍の使用するすべての兵器はスウェーデンの国家領域内での運用が想定して設計されていた。またクラスター弾は子弾を散布する特性上、不発弾が出やすいことで知られており、これが国内で使用された場合容認できない危険を伴うとして、スウェーデン国防資材庁英語版はクラスター弾の採用を避けてきた。

しかし、クラスター弾のような広範囲を制圧する能力を持つ爆弾が求められたことから、兵器メーカーの協力の下で新たな開発プロジェクトが始動した。DWS 39の開発には多大なリソースが割かれ、いかなる事態であっても不発弾が民間人に危害を及ぼすことがないよう万全を期して設計が行われた。

当時の一般的なクラスター弾と異なり、このディスペンサーは爆発しうる状態にある子弾を残さないよう配慮がなされている。例えば、搭載されている子弾は、正しい命令を受け取らない限り起爆しないよう設計されている。また仮に子弾がディスペンサーから脱落し、信管が作動したとしても、ディスペンサーからの命令を受け取っていないため起爆することはない。この他にも、数多くの設計上の工夫が盛り込まれているとされるが、その詳細については機密扱いとなっている。

運用国

過去の運用国

出典

  1. ^ Mjölner, gliding stand off submunition dispenser”. 1999年10月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年1月16日閲覧。
  2. ^ AJS 37 & SK 37 E Viggen – Swedish Airforce Historic Flight” (スウェーデン語). 2025年10月10日閲覧。
  3. ^ EADS/Bofors DWS-39”. 2010年3月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年10月1日閲覧。



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