チェルノブイリ (コンピュータウイルス)
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/02/03 21:55 UTC 版)
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チェルノブイリ(Chernobyl)とは、1998年6月に台湾で発見されたコンピュータウイルス。最初に発見されたものが毎年チェルノブイリ原子力発電所事故の起きた4月26日に作動するように設計されていたことから、この名が付けられた[1]。
作成者は当時24歳の男性、陳盈豪(チェン・イン・ハウ / Chen YingHao / Chen Ing-Hao)であるとされ、このことから彼の頭文字を採りCIHとも呼ばれている[2][3][4]。発症日は原発事故との関係はなく、本人によれば学生時代の座席番号にちなむものだと説明しており、また、単に彼の誕生日だったからとも言われている。[要出典]いくつかの亜種が確認されており、毎月26日など異なる日に発症するものもある[5][4]。
非常に破壊力の強いコンピュータウイルスで、Microsoft WindowsのPortable Executable形式の実行ファイルに感染、感染ファイルの実行によりメモリに常駐後、ハードディスクやBIOS ROMの情報を破壊する。実行ファイルの隙間を上書きするのでファイルサイズから感染を検出することができない。Microsoft Windows 95/98/Meでのみ動作し、Windows NT系のOSでは動作しない。[6][5]
チェルノブイリ・ウイルスは、トルコや韓国をはじめ多くの国に大きな被害をもたらし[4]、とくに韓国では、約100万台ものコンピュータで発症、2億5000万ドルの被害を与えたといわれている[7][8]。
一旦沈静化した後も、LOVELETTERやKlezなどワーム経由の感染が一時的に増加している[9][10]。
脚注
- ^ 『4月26日,再びチェルノブイリ・ウイルスの日』2001年4月26日。オリジナルの2004年3月20日時点におけるアーカイブ。2026年2月4日閲覧。
- ^ “Chernobyl virus suspect questioned” (英語) (1999年4月30日). 2026年2月4日閲覧。 “According to Taiwanese media reports, Mr Chen's colleagues say he had acknowledged using his own initials in naming the virus.”
- ^ “Student sends Chernobyl virus author to prison” (英語). TAIPEI TIMES (2000年9月14日). 2026年2月4日閲覧。 “Chen Ing-hao (陳盈豪), inventor of the Chernobyl virus”
- ^ a b c “Taiwanese university reveals CIH author” (英語). ZDNet (1999年4月29日). 2019年10月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年2月4日閲覧。
- ^ a b “Win95/CIH” (英語). Microsoft (2005年7月26日). 2026年2月4日閲覧。
- ^ “Virus.Win9x.CIH” (英語). kaspersky. 2026年2月4日閲覧。
- ^ https://www.symantec.com/ja/jp/security_response/writeup.jsp?docid=2000-122010-2655-99[リンク切れ]
- ^ “The Chernobyl computer virus damages hundreds of thousands of computers around the world.” (英語). South African History Online (2013年4月19日). 2026年2月4日閲覧。
- ^ 『情報通信白書』(平成15年版)総務省、2003年、116頁。「平成14年には、「Klez(クレズ)」、「Badtrans(バッ ドトランス)」等のワーム型ウイルス(ウイルスの一 種で自己増殖する型のプログラム)が流行した」
- ^ 経済企画協会(編)『ESP : economy, society, policy 9月号』第420号、経済企画協会、2000年8月、16頁。
外部リンク
- 『W32/CIHに関する情報』情報処理振興事業協会 セキュリティセンター、1999年4月15日。オリジナルの2022年4月13日時点におけるアーカイブ。
- CIHのページへのリンク