CBDCAとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > CBDCAの意味・解説 

カルボプラチン

(CBDCA から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/06/01 10:25 UTC 版)

カルボプラチン
臨床データ
胎児危険度分類
  • -
投与経路 点滴静注
ATCコード
法的地位
薬物動態データ
生体利用率 -
タンパク結合 非常に低い
代謝 -
消失半減期 α相:0.16~0.32時間
β相:1.29~1.69時間
γ相:22~32時間
排泄 尿中
識別子
CAS登録番号
PubChem
CID
KEGG
CompTox
Dashboard

(EPA)
ECHA InfoCard 100.050.388
化学的および物理的データ
化学式 C6H12N2O4Pt
分子量 371.249
テンプレートを表示

カルボプラチン英語: Carboplatin、略称:CBDCA)とは、シスプラチン抗腫瘍活性を弱めることなく、毒性および嘔気・嘔吐などの副作用を軽減することを目的にジョンソン・マッセイが合成し、英国の癌研究所、米国国立がん研究所 (NCI) 、米国のブリストル・マイヤーズ スクイブ社が開発した抗悪性腫瘍剤(抗がん剤)。

商品名は、パラプラチン(ブリストル・マイヤーズ)、後発医薬品として、カルボプラチン(沢井製薬など)。

カルボプラチンはシスプラチンと同じ白金錯体であるが、シスプラチンに比べて腎毒性が低く、シスプラチン投与時には必要な水分負荷がカルボプラチン投与時には必要ない。またシスプラチンの特徴的な副作用[1]である嘔気・嘔吐もカルボプラチンでは軽減されている。

効能・効果

小児悪性固形腫瘍(神経芽腫網膜芽腫肝芽腫、中枢神経系胚細胞腫瘍、再発または難治性のユーイング肉腫ファミリー腫瘍・腎芽腫

作用機序

1,1-シクロブタンジカルボン酸配位子の一方がOH2に変換されることにより活性化され、DNAと反応、結合し、次いで、一方が外れた1,1-シクロブタンジカルボン酸基は不安定となり脱離し、その脱離部が同様に活性化され、さらにDNAと結合して反応が終了する。DNAへの結合部位はシスプラチンと同様で、DNAの構成塩基であるグアニンアデニンのN-7位に結合する。

副作用

骨髄抑制、ショック、アナフィラキシー様症状、間質性肺炎急性腎不全ファンコーニ症候群、肝不全、肝機能障害、黄疸、消化管壊死、消化管穿孔、消化管出血、消化管潰瘍、出血性腸炎、偽膜性大腸炎、麻痺性イレウス脳梗塞血栓塞栓症、心筋梗塞、鬱血性心不全、溶血性尿毒症症候群、急性呼吸窮迫症候群、播種性血管内凝固症候群、急性膵炎、悪心・嘔吐、食欲不振、下痢、口内炎、腹痛、便秘血尿、蛋白尿、蕁麻疹、発疹、末しょう神経障害(しびれなど)、頭痛、ALT (GPT) 上昇、AST (GOT) 上昇、Al-P上昇、ビリルビン上昇、LDH上昇、γ-GTP上昇、電解質代謝異常、脱毛、全身倦怠感、無力症、尿酸上昇、悪寒、脱水、体重減少、アルブミン低下、呼吸困難 、発熱、浮腫など。

また、類薬シスプラチンで聴力低下、難聴、耳鳴、鬱血乳頭、球後視神経炎、皮質盲、溶血性貧血が生じることがある。

参考文献

脚注

  1. Ahn WS, Kim DJ, Chae GT, Lee JM, Bae SM, Sin JI, Kim YW, Namkoong SE, Lee IP (2004). “Natural killer cell activity and quality of life were improved by consumption of a mushroom extract, Agaricus blazei Murill Kyowa, in gynecological cancer patients undergoing chemotherapy”. Int. J. Gynecol. Cancer 14 (4): 589-594. doi:10.1111/j.1048-891X.2004.14403.x. PMID 15304151.

関連項目

外部リンク




英和和英テキスト翻訳

英語⇒日本語日本語⇒英語

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「CBDCA」の関連用語

CBDCAのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



CBDCAのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのカルボプラチン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2026 GRAS Group, Inc.RSS