双殻目 (刺胞動物)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 双殻目 (刺胞動物)の意味・解説 

双殻目 (刺胞動物)

(Bivalvulida から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/08 21:21 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
双殻目
Sphaeromyxa hellandiの粘液胞子
分類
: 動物Animalia
: 刺胞動物門 Cnidaria
亜門 : ミクソゾア亜門 Myxozoa
: 粘液胞子虫綱 Myxosporea
: 双殻目 Bivalvulida
学名
Bivalvulida
Shulman, 1959
亜目

双殻目(そうかくもく)は粘液胞子虫のうちおよそ2000種から成る。系統を反映していない可能性が高い。

特徴

粘液胞子を囲む殻片(shell valve)が2つあり、極嚢(polar capsule)は通常2つか4つ、まれに1つである[1]

分類

粘液胞子の形態に基づく分類体系が用いられているが、これは系統を反映しないことが分かっている。

  • Suborder Variisporina
    腔内寄生性のものが多く、海産魚類に見出されるものが多い。
  • 扁胞子虫亜目 Suborder Platysporina Kudo, 1919
    淡水産魚類の組織寄生性のものが多い。
  • Suborder Sphaeromyxina Lom & Noble1984
    極糸が短く扁平で先細りになっており、極嚢の中では折りたたまれている。海産魚類の胆嚢に腔内寄生している。

日本産養殖魚の寄生虫として重要視されている属を以下に挙げる[2]

Ceratomyxa(ミカヅキムシ)
Chloromyxum (シノウネンエキムシ)
Enteromyxum (ハチノジホウシムシ)
Henneguya (ウチワムシ)
Hoferellus (ズキンネンエキムシ)
Myxidium (ツムガタムシ)
Myxobolus (シズクムシ)
Sphaerospora (タマホウシムシ)
Thelohanellus (イッキョクホウシムシ)

参考文献

  1. ^ Lom and Dyková (2006). “Myxozoan genera: definition and notes on taxonomy, life-cycle terminology and pathogenic species” (PDF). Folia Parasitologica 53: 1-36. https://folia.paru.cas.cz/pdfs/fol/2006/01/01.pdf. 
  2. ^ 横山博・長澤和也「養殖魚介類の寄生虫の標準和名目録 (PDF) 」 『生物圏科学』第53巻、2014年、 73-97頁。



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「双殻目 (刺胞動物)」の関連用語

双殻目 (刺胞動物)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



双殻目 (刺胞動物)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの双殻目 (刺胞動物) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS