BBK事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2017/11/30 04:38 UTC 版)
BBK事件（ビービーケイじけん）とは、韓国の株価操作事件。2007年韓国大統領選挙当時に大統領候補の李明博の関与が疑われ政局を揺さぶった。
概要
2001年、BBK代表の金敬俊（キム・キョンジュン）がオプショナル・ベンチャーズの株価を操作したとされる[1]。
2007年7月、アレクサンダー・バーシュボウ駐韓米国大使は本国に送った外交折衝電文を通じてBBK事件で李明博候補が危機に陥ったとし、これを反転させられないならば全てが飛んでしまうと展望していたことが2011年9月2日のウィキリークスにより判明[2]。
2007年11月5日、韓国検察は李明博のすべての疑惑について嫌疑なしと発表[3]。
2007年12月19日、李明博が大統領選挙で当選。
2008年4月17日、金敬俊被告に対し懲役10年、罰金150億ウォン（約15億円）の判決が言い渡された[4]。
2013年6月28日、BBK事件を受け持った特別捜査チームの検事らが捜査過程で疑惑を提起した国会議員、言論、弁護団を相手に起こした訴訟で全て敗訴した[5]。
2017年11月、韓国検察はBBK事件の再捜査を正式に決定[6]。
脚注
- ^ “李明博元大統領まであと一歩の検察捜査、残った問題は直接調査の“時期”だけ”. ハンギョレ. (2017年11月11日) 2017年11月30日閲覧。
- ^ “"BBKでMB危機" 米国、注視していた”. ハンギョレ. (2011年9月5日) 2017年11月30日閲覧。
- ^ “李明博のＢＢＫ関連疑惑、検察が「全部嫌疑なし」と発表”. 東亜日報. (2007年11月6日) 2017年11月30日閲覧。
- ^ “ＢＢＫ疑惑の金敬俊被告に懲役１０年・罰金１５０億ウォン”. 中央日報. (2008年4月18日) 2017年11月30日閲覧。
- ^ “2007年大統領選挙の時、BBK事件を担当した検事たち、全員が最高裁で敗訴”. ハンギョレ. (2013年6月28日) 2017年11月30日閲覧。
- ^ ジャスティン・フェンドス (2017年11月29日). “文在寅政権下に噴き出した李明博時代のウミ”. Newsweek 2017年11月30日閲覧。
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