黒月のイェルクナハト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/25 17:10 UTC 版)
| 黒月のイェルクナハト | |
|---|---|
| ジャンル | バトル、ファンタジー、ラブコメディ[1] |
| 漫画 | |
| 作者 | スズモトコウ |
| 出版社 | 講談社 |
| 掲載誌 | 週刊少年マガジン |
| レーベル | 週刊少年マガジンKCデラックス |
| 発表号 | 2025年19号 - |
| 発表期間 | 2025年4月9日[1] - |
| 巻数 | 既刊2巻(2025年10月17日現在) |
| テンプレート - ノート | |
| プロジェクト | 漫画 |
| ポータル | 漫画 |
『黒月のイェルクナハト』(くろつきのイェルクナハト)は、スズモトコウによる日本の漫画作品。『週刊少年マガジン』(講談社)にて、2025年19号(同年4月9日発売)から連載中[1]。
性的描写が多いので連載版では黒海苔といった規制するシーンが多い[2]。
あらすじ
職ナシ夢ナシ生きる気力ナシの18歳・戌亦しのぎは、面接帰りのある日、悪霊と思わしき美女・イェルクナハト=フィンステルニスと遭遇する。彼女の要求は二つに一つ。自分と結婚するか、ここで死ぬかーー。人類の敵・神の代理人(ハイラント)との戦いを制し、嫁と共に救世主となれ!!最強のクーデレ美女に溺愛され過ぎるバトルファンタジー、開幕!
登場人物
声の項はPVの声優。
- 戌亦 しのぎ(いぬまた しのぎ)
- 無職。18歳。白髪短髪。高校中退で高校時代はバスケ部エースだった。幽霊を見られるだけじゃなく右手で切ることが出来る。かつては才能学歴等望むものすべてを持っていたが、悩みに引っ張られてすべてを失う。面接の帰り道で会った幽霊イェルクナハトを除霊しようとするも失敗。彼女から人類を救う救世主になるよう言われて共に行動する。
- イェルクナハト・フィンステルニス
- 声 - 石川由依[3]
- 幽霊の女性。黒髪長髪。しのぎの不意打ちによって一度は殺されたが、次の日には弱体化した状態で復活する。しのぎの力に才能を感じて神の代理人から人類を一緒に守るように提案して夫婦となる。人間と同じ身体を持つ巨乳で左の乳首にはピアスをしているが、これは本人曰く一番感じる箇所だからつけてるらしい。
- 使用能力は己が認識できる事象を闇で消し去り、己に従属する存在を召喚できる【宵闇の門】
- 単行本のプロフィールでは「闇を操り、多彩な攻撃を放つ中距離最強のオールラウンダー」と紹介されている。
- 使用技
- 一握の夜︰両手で闇を作り、それを広げて攻撃を無効化する。
- 月籠りの夜半︰周囲を夜にし、自分以外の能力を無効化する。
- 在りて無き者ども︰過去イェルクが従えた闇の住人を召喚して攻撃する。
- ウェンティ・ノア・フライハイト
- 声 - ファイルーズあい[3]
- 現役の代理人の1人で【楽禍】の異名を持つツインテールの女性。常にハイテンションで喋り相手を煽るような発言などを繰り返すが、他の代理人曰く気分がノっている時なら弱体化したイェルクを倒せるかもしれないと言われるほどの強さを持つ。
- 使用能力はあらゆるものの力の流れを自在に操ることができる【ヘルスコール】
- 単行本のプロフィールでは「ベクトル操作で戦場を掌握する範囲殲滅型アタッカー」と紹介されている。
- 使用技
- ジャガーノートアーツ︰ベクトル操作によって大量のガレキを降らせる。
- エスカレーターイントゥ・ヘル︰強力な下向きのベクトルを発生させて、相手を地上に叩き落す。
- バーン=ハンマー︰太陽のプロミネンスを集約して相手に降り注がせる大技、地球の半分を消し飛ばせる威力がある。
- ブリギッド・シャッツ
- 声 - 上坂すみれ[3]
- 現役の代理人の1人で【不曲】の異名を持つ軍服を着た女性。服装や言葉遣いから規律に厳しく厳格で怒りやすい性格に見えるが実際はバカで、日本を目指したはずなのにシベリアに向かってしまったり、かなりわかりやすく状況を説明しても理解できず頭がショートするなどかなり残念。
- 使用能力は己の身体能力を強化し、あらゆる障害を突破する【折れざる者の折れぬ剣】
- 単行本のプロフィールでは「防御不可の一撃を放つ超高火力近接アタッカー」と紹介されている。
- 使用技
- 半径1Mの革命︰攻撃地点から半径1Mを消し飛ばす。
- 決闘執行(レーベントード)︰己の身体能力を向上させる。5段階のギアが存在し、すべてを解放すると一時的に神を凌ぐ膂力を得る。
- 克己壱拾弐画壱拾弐連斬(こっきいちじゅうにかくいちじゅうにれんざん)︰一瞬で12の斬撃を重ねるブリギットの最終奥義だが、しのぎには全て防がれた。
用語解説
- 儺高校(なこうこう)
- しのぎが一時期通っていた高校。偏差値日本一。
- 戌亦グループ(いぬまたグループ)
- 財閥大手。しのぎの親は会長だったが、既に他界している。
- 神の代理人(ハイラント)
- 神の意にそわない人類を滅亡させようとする存在。現役の代理人は6体でかつてはイェルクナハトもそうだった。
反響・評価
本作の第1巻は、発売後数日で大重版が決定された[4]。
書誌情報
- スズモトコウ『黒月のイェルクナハト』講談社〈講談社コミックス〉、既刊2巻(2025年10月17日現在)
- 2025年7月16日発売[5][6]、ISBN 978-4-06-540075-3
- 2025年10月17日発売[7]、 ISBN 978-4-06-541107-0
脚注
注釈
出典
- ^ a b c “最強クーデレ美女に溺愛され過ぎるバトルファンタジー「黒月のイェルクナハト」”. コミックナタリー. ナターシャ (2025年4月9日). 2025年7月20日閲覧。
- ^ 『黒月のイェルクナハト』公式【単行本第①巻発売中!!】 2025年4月10日のポスト、2025年7月20日閲覧。
- ^ a b c “『黒月のイェルクナハト』作品PV公開記念!豪華色紙が当たる2週連続キャンペーン!”. 週刊少年マガジン公式サイト. 講談社 (2025年10月17日). 2025年10月17日閲覧。
- ^ “マガジン漫画、バカ売れ!直近10年で異例のスピード大重版 『黒月のイェルクナハト』1巻「うれしい誤算です!」”. ORICON NEWS(オリコンニュース). ORICON (2025年7月18日). 2025年7月20日閲覧。
- ^ “最強クーデレ美女とともに人類の敵と対峙する、バトルファンタジー「黒月のイェルクナハト」”. コミックナタリー. ナターシャ (2025年7月16日). 2025年7月20日閲覧。
- ^ “『黒月のイェルクナハト(1)』(スズモトコウ)”. 講談社. 2025年7月20日閲覧。
- ^ “『黒月のイェルクナハト(2)』(スズモトコウ)”. 講談社. 2025年10月17日閲覧。
外部リンク
- 黒月のイェルクナハト (@kousuzumoto1100) - X
- 黒月のイェルクナハトのページへのリンク