鳥図明児
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/07 17:08 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動鳥図 明児(とと あける、1958年1月9日 - )は、日本の漫画家。富山県出身、やぎ座、A型[1]。女性。
来歴・人物
1980年、「銀想世界で」(『奇想天外』10月号)でデビュー。主に新書館『grape fruit』で作品を発表した。代表作に『虹神殿』、『水蓮運河』など。
ペンネームの由来は、母方の祖父を「ととじいちゃん」と呼んでいたことから。姓名ともに、バランスの良い字をあてたとのこと[2]。
1987年、インドのゴア出身の夫と結婚[3]。翌年2月、長男を出産[4]。1996年、夫妻で漫画つきの英会話本「英会話趣味レーション」を出版した。
双子の妹も「象田透児」(しょうだ とおる)という名前の漫画家で[5]、姉のアシスタントをしていた[6]。
主な作品
長篇
- 虹神殿(1981年 - 1984年)新書館、全3巻。のち1巻本も発行される。
- サーナンの思考方式について - 上記作品単行本に描き下ろされた、1ページイラストおよびポエム。
- ハーシ家の夕食 上記作品単行本の描き下ろし番外編。
- 水蓮運河 (1984 - 1989年)新書館、全4巻。
- 水蓮王国の王子たち - 上記作品の序章にして読み切り作品。
読み切り
- 銀想世界で
- 夢庭園
- 星の群れ草の群れ
- 獣たちの影
- 銀波流夜
- 銀の爪はさみしく
- 冬の終り
- 鳥と月
- The Brilliant Trees
- 惑星ウニの美男美女
- とってもととくん - エッセイ漫画
- デーヴァパーラ王子の象
- 馬の王子と象の王子
- 花咲くマーリカー
- ママは漫画家
単行本(長篇以外)
- 夢庭園(1981年) 奇想天外社
- 「夢庭園」・「銀想世界で」・「星の群れ草の群れ」・「獣たちの影」「銀波流夜(ぎんぱるや)」収録。あとがき:佐藤史生
- 光を見る男 (1987年) 白泉社
- 「光を見る男」・「毒草原」・「光の河を下る」・「惑星ウニの美男美女」・「宇宙空港へ向かって走れ」の5編収録。主人公リリギのシリーズもの。
- 銀の爪はさみしく(1988年) 白泉社
- 「銀の爪はさみしく」・「空色の高貴」・「石花(ストーン・フラワー)の庭」・「星のスーツ」・「鳥と月」の5編収録。
- 黒のオリエン(1989年)白泉社
- 「守護樹」・「月の絵本」・「冬の終わり」・「コンドルの朝」・「黒のオリエン」収録。
- アフリカ遊び(1988年) 東京三世社
- 「海星(ヒトデ)」・「アフリカ遊び」・「窓遊び」・「人形遊び」・「草遊び」・「風冠」・「リフレッシュ」収録。
- 馬の王子と象の王子(1992年)角川書店
- 「デーヴァパーラ王子の象」・「馬の王子と象の王子」・「花咲くマーリカー」の3話収録。シリーズもの。
- 吉祥花人(ラクシュミー)(1987年)白泉社(参加単行本)
合作
- ソーダー水の鳥(山田章博との合作、1983年、Grape Fruit誌に掲載)
- 米会話シミュレーションゲーム(全3巻、1996年-1998年)- ジョン・ペレイラ(夫)との共著
脚注
外部リンク
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