高頻度抗原に対する抗体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/16 14:34 UTC 版)
「不規則抗体」の記事における「高頻度抗原に対する抗体」の解説
どのような血球に対しても反応してしまう抗体があり、これらは「高頻度抗原に対する抗体」という。 溶血を起こすものと起こさないものがあり、この区別は重要である。 溶血を起こす抗体(臨床的意義あり) 抗H、抗Tja(PP1PK)、抗Dib、抗Rh17(Hro抗体。D-—患者が持つ)、抗Rh29(Rhnull患者が持つ)、抗k、抗kpb、抗Jsb、抗Ku(Ko) 溶血を起こさない抗体(臨床的意義なし) 抗JMH、抗Ch(Chido)、抗Rg(Rodgers)などがあるが臨床的意義はなく、これらは酵素法で破壊される。またこの3つは抗Jraと並びHTLA(高力価低凝集力抗体)と呼ばれる。
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