高間直道
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高間 直道(たかま なおみち、1915年10月5日 - 1996年1月12日[1])は、日本の哲学者、評論家。
経歴
大阪府出身。1940年(昭和15年)早稲田大学文学部哲学科卒業[2]、1941年(昭和16年)学徒出陣で入営。満州、北支などを転戦し、陸軍大尉。復員後、大阪商業大学助教授、1955年(昭和30年)東京医科大学教授。1986年(昭和61年)定年、名誉教授[3]。若者向けの啓蒙書、顔診断の著作を多く執筆した。
著書
- 『あなたの将来を診断する』(青春出版社、青春新書) 1956
- 『顔の心得帖 鏡にうつしたあなたの顔は』(東洋書館) 1956
- 『顔の診断 ご存知ないのはあなただけ』(東洋書館) 1956
- 『哲学の基礎知識』(青春出版社) 1958
- 『顔を見て人を知る法』(竜南書房) 1959
- 『哲学用語の基礎知識』(青春出版社) 1961
- 『人間診断学 相手を知る本』(青春出版社) 1961
- 『顔の人間診断 結婚・面接・セールスのカルテ』(講談社、ミリオン・ブックス) 1962
- 『顔はあなたの診断書 新版・顔の診断』(共栄書房) 1962
- 『知恵がつく本 現代を生きる特効薬』(青春出版社、青春新書) 1963
- 『人生哲学入門 人間・思想・用語』(大和書房、銀河選書) 1967
- 『哲学入門 豊かな人間形成の源泉』(大和書房、銀河選書) 1969
- 『現代を動かす思考法 イデオロギーの原点』(青春出版社) 1972
- 『顔の人間診断学』(青友書房) 1974
- 『世界名言ノート』(国土社、日本少年文庫) 1975
- 『若き日の哲学者たち 青春の苦悩と懐疑のなかで』(大和出版、グリーン・ブックス) 1976
- 『哲学用語入門 人間らしく生きるために』(大和書房、銀河選書) 1980
- 『人を見抜く知恵』(同友館) 1982
- 共著
- 『人間像を求めて 医学と哲学を結ぶもの』(吉村章共編、北樹出版) 1982
主要論文
- 高間直道「人間学と観相学」『大阪商業大学論集』第1号、大阪商業大学商経学会、1952年4月、59-77頁、ISSN 02870959、 NAID 40000301557。
- 高間直道「杉田成卿「医戒」と,その現代的意義」『東京医科大学雑誌』第23巻第1号、東京医科大学医学会、1965年3月、1-30頁、 ISSN 00408905、 NAID 40018118080。
- 高間直道「ニーチェの精神病と思想」『東京医科大学雑誌』第27巻第2号、東京医科大学医学会、1969年3月、281-286頁、 ISSN 00408905、 NAID 40018118289。
- 高間直道「これからの医学教育はどうあるべきか 人間・医学・教育(座談会)」『東京医科大学雑誌』第27巻第6号、東京医科大学医学会、1969年11月、741-763頁、 ISSN 00408905、 NAID 40018118317。
- 高間直道「創刊の辞 : 明日に向って歩む」『医学哲学 医学倫理』第1巻、日本医学哲学・倫理学会、1983年、1頁、doi:10.24504/itetsu.1.0_1、 ISSN 0289-6427、 NAID 110007151270。
- 高間直道「医療と人間--「私と患者」か「私の患者」か (医療における心とことば<特集>)」『日本医師会雑誌』第101巻第7号、日本医師会、1989年4月、p1042-1046、 ISSN 00214493、 NAID 40002817572。
脚注
- ^ 『著作権台帳』
- ^ 高間直道『出身県別 現代人物事典 西日本版』p925 サン・データ・システム 1980年
- ^ 矢次 正利, 「故高間直道先生を偲んで : 追悼の辞」『医学哲学 医学倫理』 1996年 14巻 p.1-3, 日本医学哲学・倫理学会, doi:10.24504/itetsu.14.0_1
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