高空特種勤務中隊とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 高空特種勤務中隊の意味・解説 

高空特種勤務中隊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/18 09:21 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
高空特種勤務中隊の隊員

高空特種勤務中隊(こうくうとくしゅきんむちゅうたい、英語:Airborne Special Service Company:ASSC)は、中華民国陸軍の特殊部隊。陸軍航空特戰指揮部隷下の対テロ特殊部隊であり、台湾中部にて反テロリズム、反破壊活動の治安維持任務にあたる。

隊員は落下傘での降下能力や長時間での潜水能力、寒冷地など過酷な環境での作戦能力、長距離の狙撃能力を持ち、陸海空における交戦能力を持つ。

通称、「涼山特勤隊」「自強中隊」。スローガンは「涼山住著一群鬼,那是涼山特勤隊」(涼山に鬼が住むかい、それは涼山特勤隊)。

沿革

1980年、中華民国空降特戦部隊の偵搜中隊と特勤連潛龍排が特種勤務中隊となり、独立した対テロ任務部隊となった。

1984年に始まった黒社会掃討作戦「一清專案」の後、1986年に台東の岩灣監獄にて暴動が発生し、中華民国国防部は憲兵特勤隊陸戦特勤隊と共に暴動鎮圧にあたらせた。また、このことによって部隊の存在が明らかになり、1991年に正式に「高空特種勤務中隊」となった。

2009年の八八水害の際には、36人の特勤隊隊員が被災地のひとつである小林里で救援活動を行った。

装備

インターネット上で、高空特種勤務中隊の隊員が市街戦装備に黒い仮面を顔に被った姿で式典に出た姿が話題となった。

この仮面はケブラー製の防弾マスクであると見られており、同タイプのマスクはNIJ規格においてクラスⅡの防弾性能を有している。また、ボリビアの特殊部隊もこれと同じタイプと思われる仮面を着用して式典に登場した姿が知られている。

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「高空特種勤務中隊」の関連用語

高空特種勤務中隊のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



高空特種勤務中隊のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの高空特種勤務中隊 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS