高知県立女子医学専門学校
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/07/28 13:10 UTC 版)
| 高知県立女子医学専門学校 （高知女子医専） |
|
|---|---|
| 創立 | 1944年 |
| 所在地 | 高知県高知市 |
| 初代校長 | 星野貞次 |
| 廃止 | 1947年 |
| 後身校 | 高知県立女子専門学校 |
| 同窓会 | － |
高知県立女子医学専門学校（こうちけんりつじょしいがくせんもんがっこう）は、1944年（昭和19年）に設立された公立の旧制医学専門学校。第二次世界大戦後のGHQによる審査でB級（存続不可）と判定され、1947年に廃校となった。
概要
第二次世界大戦中の医師不足の対策として設立された医学専門学校の一校である。戦時中の男性医師の出征に伴う国内の医師不足への対策として、空襲などによる緊急看護の担い手としての女性医師の育成を目的とした。また、高知県内の無医村を無くすことも目的としていた[1]。しかし、敗戦の混乱から校舎や設備が不如意でその効果は上げることができなかった[2]。
沿革
校地
高知市最初の空襲により永国寺校舎が消失し[7]、佐川町組合立青年学校を仮校舎として開学した。1946年、高知市北与力町に帰還した。
脚注
- ^ 湯川 次義「戦後教育改革期における女子医学専門学校の大学「昇格」に関する一考察 ─その過程と共学化を中心に─」『早稲田大学大学院教育学研究科紀要』第24巻、2014年3月、106頁。
- ^ a b 高知県「第12章 民主日本の誕生」『沖高知県史. 近代編』高知県、1970年。
- ^ “文部省告示第2号”. 官報 5389号. (1945年1月4日) 2021年7月4日閲覧。
- ^ 高知県立大学７０年の歩み
- ^ “女子医専1回生 防疫活動” (pdf). 高知新聞 (2016年5月27日). 2021年7月4日閲覧。
- ^ a b “文部省告示第41号”. 官報 6068号. (1947年4月9日) 2021年7月4日閲覧。
- ^ 高知県立大学70年余の歩み
関連項目
- 高知県立女子医学専門学校のページへのリンク
