飯名陽子とは? わかりやすく解説

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飯名陽子

飯名陽子の俳句

お涅槃のくすぐりっこの少女たち
かなかなやアメリカ人を夫とせる
かへるさの一粒雨や母子草
ことごとく折れ三月の木賊かな
はくれむに揚羽のたたむけはひあり
また一人へうたんの尻見上げたり
わが両眼鯰の水に映りをり
ペンギンに肩なくて散る桜かな
一月の鷗もわれも頸汚す
三越に転げ込んだる雹の玉
八十八夜竹の葉擦れの中にゐる
厄日なり護符の真神の尾がふさふさ
吹雪きたるあとの満月煉瓦館
喪服まだ着てゐて花火揚りけり
囀の中や枸杞酒の二年もの
土筆折ってわずかな息を吐きにけり
墓参後にひとの墓見る桜かな
尻蹴って蟇あゆまする薬師道
山茶花や道いっぱいに霊柩車
川二つ音もなく合ふ桐の花
川幅のいきなり広き端午かな
干蒲団叩く手が出て中華街
影の木に影の梯子や囀れり
成人式終りし大き雪片よ
打水をして新妻の遊ぶごとく
春昼の獏のよだれの地にとどく
月蝕のしづかにすすむ金屏風
東慶寺たんぽぽいたく踏まれたる
梅一枝折りぬ上手に笑へずに
梅雨茸見てゐて一人ゐなくなる
水芭蕉嗅がむと膝をつきにけり
滑り台すべり悪くて蟬しぐれ
甲斐曇にて瓢簞の強くびれ
白蛾として蒟蒻畠に生れたる
禅寺の筍冷えの柱かな
紋服の人が見てゐる秋の軍鶏
老いぬまに見む紫蘇色のしその花
腹ほそき蝶のぼりゆくいなびかり
膝の上暗く夕立となりゐたり
花嫁よ雪にふくるる丸木橋
草車押して雀斑を殖しける
行く秋の川に映りて歩く父
記念写真の最上段や桜散る
遠螢このつぎ光るあたりかな
金網の目に目に羽毛油照り
鍵盤打って真夏の濤の立ち上がる
長梅雨のビラも男も破れけり
頭入れて雪くらがりの兎小屋
餅花の灯れり赤子手から手へ
鶴わたる暗きより垂れ自在鉤
 




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