音度とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 音度の意味・解説 

音度

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/11 00:17 UTC 版)

音度(おんど、: degree)とは、西洋音楽において、全音階上の各音に、主音との音程に従って、番号を振ったもののことである。

  1. 主音(英: tonic)をi度音と呼ぶ。階名長調ではド、短調ではラまたはドである。
  2. 主音の2度上の音をii度音と呼ぶ。上主音(英: supertonic)とも呼ぶ。長調ではレ、短調ではシまたはレである。
  3. 主音の3度上の音をiii度音と呼ぶ。中音(英: mediant)とも呼ぶ。長調ではミ、短調ではドまたはミである。
  4. 主音の4度上の音をiv度音と呼ぶ。下属音(英: subdominant)ともいう。長調ではファ、短調ではレまたはファである。
  5. 主音の5度上の音をv度音と呼ぶ。属音(英: dominant)ともいう。長調ではソ、短調ではミまたはソである。
  6. 主音の6度上の音をvi度音と呼ぶ。下中音(英: submediant)ともいう。長調ではラ、短調ではファまたはラである。
  7. 主音の7度上の音をvii度音と呼ぶ。導音(英: leading note)または下主音(英: subtonic)ともいう。長調ではシ、短調ではソまたはシである。

これらの数字は、和音を呼ぶのによく使われる。すなわち、i度音を根音とする和音をI度の和音と呼び、v度音を根音とする和音をV度の和音と呼ぶなどである。なお、これらのローマ数字による和音の表記を和音記号と呼ぶ。

ポピュラー音楽理論においては、主音との半音関係をも織り込んで呼ぶことがある。すなわち、主音の長3度上の音であるならば major 3rd(英語の長3度に当たる)と呼び、短3度上の音であるならば minor 3rd(英語の短3度に当たる)と呼ぶなどである。

関連項目


「音度」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「音度」の関連用語

音度のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



音度のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの音度 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS