金子周次とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 金子周次の意味・解説 

金子周次

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/27 23:07 UTC 版)

金子 周次(かねこ しゅうじ、1909年 - 1977年)は、日本の木版画家

1909年、千葉県銚子市中央町の履物店 武蔵屋の四男として生まれた[1]。双葉小学校時代(旧銚子尋常高等小学校)は、ヤマサ醤油10代目濱口儀兵衛の三男で世界的な銅版画家の濱口陽三と同窓で、当時は画才を競った仲であった。体調を崩したため美術学校に進学せず、職を転々とした[1]。銚子出身の画家 明石哲三と出会い、再び絵画の世界に戻る[1]木版画を始めたのは45歳になってからだった。1957年、東京都美術館一線美術会展に入賞、1964年(昭和39年)棟方志功主催の日本版画院展で「春宵」が新人賞を受賞。

周次は控えめで謙虚な人柄で、生涯独身を貫き、愛宕山(天王台)にあった豚舎を住居兼アトリエに改装して制作に没頭した[1]。アトリエからは犬吠埼が良く見え、創作の原点である「潮の香り」「強い風」が感じられる場所である。特に作品の「犬吠埼」は関東最東端のイメージが強く出ており、日本の海の原風景が感じられる。伏見宮貞愛親王の元別邸跡に建つホテル「別邸海と森」から同じような構図が確認出来る。

出典

  1. ^ a b c d 【金子周次】(資料グループ)”. adeac.jp. 2025年1月27日閲覧。

参考文献

  • 『広報ちょうし』平成23年10月号(第1117号)



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「金子周次」の関連用語

1
0% |||||

金子周次のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



金子周次のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの金子周次 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS