金刺氏系神人部直
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/14 02:17 UTC 版)
諏訪大社の大祝を歴任した氏族で、乙頴の孫・国積とその甥の井養が庚午年籍で神人部直を賜姓され、国積の五世孫・神人部清主が宝亀三年五月に神人部宿禰の改姓されたと伝わる。ただし、宝亀三年という時期を考慮すると、実際に神人部宿禰になったのは清主の祖父である神人部鷹取の頃と見られる。 男系は神八井耳命を祖とする多氏系統であるが、始祖の乙頴の母方は洲羽国造洲羽君の後裔であり、この神人部氏は洲羽君の跡に科野国造一族の金刺舎人直から嗣が入ったもので、その後に神人部直姓に改めたものとされる。『神氏系図』などで初代大祝と伝える有員は清主の養子とされ、その祖系は洲羽君の支流である神人部宿禰と見る説がある。
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