近恵とは? わかりやすく解説

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近恵

近恵の俳句

あと少し泣いたら霧を纏えるか
お豆腐を沈ませている目借時
その手摺乗り出しやすく星月夜
はつなつの匙がためらいつつ沈む
カーテンに拭う林檎よ無音の部屋
コスモスの暗がりに足入れている
シャボン玉ひとつ壊して地に還す
一声を発し銀漢跳び越える
冬座敷なら潜んでもかまわない
南吹くもうひとつ心臓が欲しい
吊り橋の反対側へ万緑へ
山吹のざわりと麻酔切れかかる
左手の手袋がまた汚れている
春惜しむ肩に乗らない文鳥と
橋ふたつ越えたあたりの薄暑光
海までの橋はいくつか青胡桃
滴りの音の溜まってゆく身体
灯涼し足先に草触れている
炒り塩のそこらに跳ねて冬隣
狐火の続きは明日見ることに
白鳥よ岸辺に立つときはひとり
耳かきが鼓膜に触れて秋の暮
耳袋どこかがこんこんと眠る
肺に息留めよ雪が地に届く
蛍烏賊食べても光らない体
裸木をたどって行ける所まで
足の裏向けひまわりは高いまま
野を焼いて何か握りたいてのひら
青葉ざわめくノートに何か書きかけて
音も無く沈む鉄塊やませ来る
 


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