辰巳司野(たつみ しの)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/15 08:39 UTC 版)
「奇談シリーズ」の記事における「辰巳司野(たつみ しの)」の解説
初登場は『琴歌奇談』。『妖魔なオレ様と下僕な僕』の主要人物。神奈川県の住宅街で老夫婦から骨董屋「忘暁堂」を預かる。やや尊大な喋り方をする美青年の姿をしているが、千年以上を人の世界で生きる妖魔。かつては鳥辺野を統べていたが、辰巳辰冬(たつみ ときふゆ)なる陰陽師と戦って敗れ、彼の式神となったらしい。その際、彼を「殺してしまえ」という周囲の声を無視した辰冬が孤立したところを元佑に助けられたことで司野も生き延びたが、その借りを返せないまま元佑が没し、主も亡くなった。しかし、司野は式神として人を模した姿に封じられたままで壷に封じられ、さらに千年を過ごした。姓の「辰巳」は人間にまぎれて生きるための戸籍を作る際に主のものを借りた。また、主から教わっていたこともあり、竜笛を吹ける。
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