赤穂緞通とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 赤穂緞通の意味・解説 

赤穂緞通

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/30 08:22 UTC 版)

赤穂緞通(あこうだんつう)とは、兵庫県赤穂地域(赤穂市)で生産される敷物用の織物

概要

1849年に、赤穂地域出身の児島なかによって考案された[1][2]。地糸に綿の糸を結びつけていく手織りの屋外用の敷物として、明治7年に商品化され海外まで商品は広まったが、昭和に入り機械化に伴い増産した[2]。 赤穂緞通は、佐賀県の鍋島緞通、大阪府の堺緞通と並んで日本三大緞通の一つ[1][2]とされているが、その最大の特徴は、文様を浮き立たせるために毛足の一つ一つを握りバサミで短く切り取る(摘み)技法にあったため、その殆どは京の高級料亭や茶屋などの畳敷き用の敷物として出荷され重用された。 平成に入り、途絶えかけていた技法の伝承と織り子の育成を目的に幾つかの団体が立ち上がり、地場産業としての貴重な伝統工芸品としてその地位が確立されてきている。

脚注

  1. ^ a b 赤穂緞通”. 兵庫県の伝統的工芸品の紹介. 兵庫県 (2017年1月5日). 2017年2月11日閲覧。
  2. ^ a b c 伝統的工芸品のご紹介”. 赤穂市 (2015年3月26日). 2017年2月11日閲覧。

関連項目

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「赤穂緞通」の関連用語

赤穂緞通のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



赤穂緞通のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの赤穂緞通 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS