角形スプライン
角形のスプラインのこと。スプラインの歯形状が、平行2面幅で示されるタイプである。一般機械動力伝達用としてJISに示されているものは、歯の高さが低い軽荷重用とそれが高い中荷重用がある。歯数は、3、4、6、8、10、16、20枚などがあり、径が大きくなると枚数が増える。工作機械用には歯数が少ない3枚や4枚を採用している。それによりボス側の内径面を広くすることができ、軸側との偏心誤差を小さくすることができる。内径面を研削仕上げすればはめ合い精度が上げられる。自動車用には、製造がしやすくはめ合い精度の高い、インボリュート歯形状のインボリュートスプラインや、その圧力角が45度以上で歯数を増やしたセレイションなどが多用されている。
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