荒川恒子とは? わかりやすく解説

荒川恒子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/21 13:37 UTC 版)

荒川 恒子(あらかわ つねこ、1943年3月15日 - )は、日本のリコーダー奏者、音楽学者。西洋音楽史、とりわけバロック音楽を専門とし、自ら古楽コンクールを運営する。

経歴

  • 1943年、神奈川県横浜市生まれ。
  • フェリス女学院中学校・高等学校出身。
  • 1965年、東京藝術大学音楽学部楽理科卒業。
  • 1967年、同大学大学院音楽研究科修士課程修了。修士論文ではクヴァンツを取り上げる(タイトルは「クヴァンツの“Versuch einer Anweisung die Floete traversiere zu spielen ”について −翻訳と私論」。)
  • 1972年、山梨大学教育人間科学部に講師として着任後、助教授、教授へ就任。現在は同大学名誉教授。
  • また桐朋学園大学講師、フェリス女学院大学講師、東京藝術大学講師のほか、国際音楽資料情報協会日本支部長を務める[1]
  • 1987年より古楽コンクール<山梨>を毎年開催し、古楽演奏家を多く育て、古楽界(古楽器製作者、出版社)の交流を促す。

著書・訳書

  • 共著「音楽と音楽学」1986、音楽之友社
  • 共著「教会カンカータの成立と展開」1995、アカデミア出版
  • 共著「転換期の音楽」2002、音楽之友社
  • 共著「ドレスデン 都市と音楽」2007、東京書籍
  • 訳書 ヨハン・ヨアヒム・クヴァンツフルート奏法」第2版1998、全音楽譜出版社
  • 訳書 S.P.シュミッツ「ベーレンライター原典版(9)ヘンデル」2005、全音楽譜出版社
  • 『国際古楽コンクール〈山梨〉 35年 (1987-2021) の歩みそしてこれから』猪田雅雄

, 2021

受賞

団体

  • 日本音楽学会(国内)
  • ドイツ音楽学会(国外)
  • 国際音楽学会(国外)
  • 日本18世紀学会(国内)
  • バロック音楽研究会(国内、代表)
  • 古楽コンクール<山梨>(1987年-、主宰)
  • ムジカ・エテルナ・甲府(1965年-、主宰、リコーダー)

脚注

  1. ^ 日本支部の歴史”. 国際音楽資料情報協会日本支部. 2024年4月8日閲覧。

外部リンク





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「荒川恒子」の関連用語

荒川恒子のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



荒川恒子のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの荒川恒子 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS