船矢深雪とは? わかりやすく解説

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船矢深雪

船矢深雪の俳句

びいどろの洋酒のびんを贈られる
アルバムの家族の中の桜かな
イトウ魚の学名ペリー夏の雲
カイベツばまげどくべサと農老婆
スタジオへ出船の汽笛春の暮
タンキョウと渡す木魚と団扇かな
丹頂や一千年の餌を播く
五階まで螺旋階段海猫鳴いて
八月の展示室からエノラゲイ
公園や領事夫人のライラック
函館へ箱館からの雪が降る
向日葵の裏と表にある記憶
啄木の座像の浜に春の雪
噴水や夕陽の滴受ける耳
埋火に三行書きしままの文
夏燕新島襄の密航碑
夕暮の片栗の花靴がない
失いし声帯からの花野かな
底冷えのレンガ倉庫にオルゴール
廉売に座る老婆や唐辛子
惑星の卵生まれる殻雨かな
提督のニュース五月の世界地図
教科書を墨で消したり蟬時雨
明易し電信丘と名付けいる
春は曙 体内に鳴る時計
朝食にナ行の云えぬ春の風邪
木苺やロシア部落の兄妹
氏素性問わぬ暮らしや雑煮椀
水平を弔う丘や百合の花
沼の辺に紅葉かつ散る陸士卒
洗う手に十二月八日のラジオ
津軽弁函館訛烏賊つり火
海鳴りの町のアンテナ四方拜
港湾と滴る山を測られて
祝祭の花火消えゆく造影剤
秋の波志海苔古錢の中来たり
立秋の夜景に烏賊の生きている
童話読む父等よ茸生まれる日
英学の夢聴くミルン月見草
逆転の録音テープ 黄沙ふる
開港やポンポンダリア殖えてゆく
雪空へ祈る寺院の鐘の音
青嵐昆布の森に艦の影
顔ぶれの一新される猫じゃらし
風光るマイクに息の吸われけり
馬肥ゆるバイキバイキと引く手綱
駅までの点字ブロック春の雪
鳥雲にロマノフ朝の海図かな
黒けむり沖夕焼けて星条旗
HAKODADIと刷られし地名青葉風
 




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